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リビングの電気を消して
少しモワッとする部屋にクーラーを入れる
デーンと大の字に倒れた大ちゃん
「暑くない?」
大「ん」
目を開けることを諦めてる大ちゃん
ポイッと頭上に投げられてる大ちゃんの携帯を見つけて
「充電さしちゃうよ〜」
大「(ｺｸﾝ)」
私の携帯と変えて充電に差し込む
部屋の電気を消して、未だに大の字でベットを占領する大ちゃんを踏まないように縁に座ると
「ぅわ!?」
大「…もうちょいクーラー下げて」
後ろからの引力を感じてそのまま倒れ込む
お腹に回された逞しい腕
背中にはもうひとつの鼓動が聞こえ
首の後ろに感じる大ちゃんの吐息
抱え込むように絡まれた足
言われた通りに設定温度を下げると満足したのかスースー寝息が聞こえてきて
少し緩んだ腕を優しく撫でた
抱き枕にされた私も大ちゃんの腕の中が心地よくて1分もたたずに夢の中へと落ちていく
久しぶりに長い時間一緒にいられる日やから大ちゃんが帰ってくる前に起きてご飯作っときたかってん
ほんまは大ちゃんが寝てる間に他の家事済ませて、大ちゃんが起きたら映画でも見よかなって思っとったんやけど
睡魔と大ちゃんの温もりに勝てるほどの精神力も意思も持ち合わせていなかった
･
ﾂﾝﾂﾝ…
ﾂﾝﾂﾝﾂﾝ…
………ﾄﾞｽｯ
「ん''?!」
頬に感じた違和感が衝撃に変わり重たい瞼をこじ開ける
大「よぉ寝るなぁ〜笑」
「…おはよ」
目の前にはスッキリした顔の大ちゃんがおって
嫌な予感のニヤニヤ笑顔を引っさげてる
「…なんじぃ?」
大「もう11時やで?」
「……5時間しか寝てないやん」
大「体が起きてまうんやもん」
『走りに行きたかったけど暑っついからやめた〜』って手を上げる大ちゃん
大「ほれ、はよ起きろ〜起きてー起きてー」
「…ん…起きる起きる…おき…ん?!」
グイッと引き上げられ肩を揺さぶられる
揺れる頭を支えられるほどまだ脳は覚醒してない
容赦なく揺らし続ける大ちゃんを止めるため肩に乗る手を払うと感じた違和感
視線を手繰り大ちゃんの手を見ると
「…ぇ、何してるん?」
大「オシャレ」
「…へぇ」
大「ちょぉもうちょい反応してや〜笑」
大ちゃんの指には指輪が付いてて
そのどれもが見覚えのあるものばかりで
最後まで嵌めきれてないのを見ると確実に全部私のもの
「…オシャレやな」
大「せやろ?ってちゃうやん笑」
見事なノリツッコミを目の前にしてもまだ頭まで血は巡らない
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なりみっちぃ(プロフ) - mokaaさん» こちらこそまた読んでいただきありがとうございます！まだ書いたことの無いたくさんの大ちゃんを描けるように頑張ります!!不定期更新ですが、これからもよろしくお願いします！ (2020年8月19日 0時) (
レス) id: 38fba0dcbd (このIDを非表示/違反報告)
mokaa(プロフ) - 続編ありがとうございます！楽しみができて嬉しいです！大ちゃんが甘えてるところとか男らしいところとか嫉妬してるところかもみたいです^ ^ (2020年8月15日 18時) (レス) id: ed877d8678 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なりみっちぃ
| 作成日時：2020年8月15日 17時
