ヌナ。ーJISUNGー (ページ6)

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ep6 ページ6

A「あぁー、もう。」

JS「……(笑)」

…ヌナ、すごい顔(笑)

A「…はぁ…」

JS「ふ(笑)」

A「……？」

思わず笑い声を出した僕。

ヌナがそれに気付いた気がして
僕は咄嗟に教科書を立てて顔を隠した。

A「何よ。」

JS「な(笑) なんでもないよ(笑)」

A「笑ってるじゃない。何がおかしいの？」

JS「なんでもないってばぁ(笑)」

ついにヌナに教科書を奪われた僕は
堪えきれずに「あはははは(笑)」と
笑い声をあげながら顔を伏せた。

A「だって、仕方ないじゃない！韓国語、難しいんだもん！」

JS「あははは(笑) ははっ(笑)」

違うよ、そうじゃなくて(笑)

勉強が出来ないことが
おかしいんじゃないの(笑)

A「チソナも日本語勉強してみなよ！外国語って難しいんだから！」

JS「あはははは(笑)」

教科書をくるくると丸めて
僕の頭をぽこぽこ叩くヌナは
顔が真っ赤になってる。

JS「やだよ(笑) 僕は日本に住む予定ないもん！(笑)」

A「じゃぁ、勉強出来ないヌナを笑うなー！意地悪ー！」

JS「だ(笑) だから僕はそれを笑ってるんじゃなくて(笑)」

A「じゃぁなによー！」

JS「(笑)」

僕は笑い疲れて
少し大きく息を吐くと
ヌナの真似をして眉を寄せて見せた。

JS「ヌナ、さっきからこーんな顔なんだもん！」

「うーん、難しいなぁー」とか言いながら
教科書を首を傾げて見せる僕を
ヌナは口を開けて見ている。

A「…そんな顔をしてるヌナを、チソナは心の中で笑ってバカにしてるんだ。」

JS「してないよ！(笑) 僕の好きな顔だもん！可愛い！(^^)」

A「その顔のどこが可愛いの？」

JS「全部！(^^)」

A「嘘つき！」

JS「本当なのにぃ～！(笑)」

ヌナはわかってくれなくて
照れてるのか、またぽこぽこと僕を叩く。

JS「ふ(^^)(笑)」

ヌナって、こんな所が子どもみたい。

前もヌナが猫と遊んでて
猫がヌナの手をパンチして引っ掻かれた時に

僕がからかって笑ったら
本気で怒ってた。

一応そのあと僕は本気で心配したのに
ヌナは拗ねて口聞いてくれなくて。

僕は機嫌を直すために
四つ葉のクローバーを探して
ヌナにプレゼントしたんだ。

そしたら喜んでくれて
ヌナ、許してくれたんだよね。

A「…チソナのバカ。」

JS「ごめんってばぁ～…(^^)(汗)」

あぁーぁ、また拗ねちゃった。

今度はどうやって機嫌を直そう？

そんなことを悩んでいた時だった。

兄「ヌナー？いるー？」

…ヒョンが現れた。