ep39 【You Side】 ページ39
【A Side】
ネットではちぃの誕生日の動画と
写真がアップされた。
それを毎日のように眺めている。
泣きながらお祝いされるちぃ。
サプライズだったのか
すごく驚いて、可愛かった。
頬に生クリームを付けられて
鼻の頭にも生クリームを塗られて
それに抵抗しないちぃは
泣きながらケーキを食べてた。
A「…ふ(^^)(笑)」
…よかったね、ちぃ。
ちぃの周りには
誕生日をお祝いしてくれる
素敵な仲間達がいる。
それよりももっとたくさんの
ファン子達がちぃをお祝いしている。
ちぃの周りには、愛が溢れてるよ。
ちぃは、キャンドルを吹き消す時
どんな願い事をしたの？
ヌナ、知りたかったな…
ちぃの手には
紙コップに入ったチョコレートケーキ。
ショートケーキは…食べてくれた？
プレート…もしかしたら
ちぃの前に出される前に
気付かれて外されちゃったかも…
A「…っ…」
ヌナが書いた言葉…
ちぃは、気づかなかった…？
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それからまたいつも通り。
私は陰でちぃを応援する日々が続いた。
ちぃが、また、1つ大人になった。
私は旧正月の連休に向けて
忙しい日々を過ごしながらも
あのちぃの誕生日から
ずっと胸から消えない
寂しさ、愛しさ…
そんな気持ちを、感じていた。
ちぃを愛しいと思うのは
どこか間違ってるのかもしれない。
だってちぃはまだ子どもで
小学生なのに。
実の弟でも親族でもないのに
ファンの子が感じる感情とは
少し違う、私のこの気持ち…
ちぃが可愛くて、大切で
好きで…愛している…
私だけの、ちぃがいい。
独占欲まで生まれるこの気持ちが
一体なんなのか。
それをハッキリさせたくないから
ちぃを追わないっていうのも、正直ある。
だから、どこかで、ちぃと会ってしまえば…
A「…っ…」
私の想いは、抑えられなくなりそうな…
そんな気がしていたから…
−−−− ピンポーン
旧正月の連休の初日。
昨晩は友達と食事に行って
大して飲めもしないのにお酒を飲んだ私は
少し頭痛がしながらも
昼過ぎまで眠って、ダラダラしていた。
そんな二日酔いの私の頭に
インターホンの高い音が響く。
A「んっ…(汗)」
誰だろう…
頭を抱えて勝手に不快な気持ちになりながらも
玄関までフラフラと歩く。
そしてやっとのことで辿り着いて
そのドアを開けると…
−−−− ガチャッ…
A「……？」
JS「…っ…」
…そこには、ちぃが立っていた。
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ジェミン - 更新頑張ってください！ 応援してます！ (2015年8月20日 14時) (
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作者名：natsu
| 作成日時：2015年7月20日 1時
