ep45 ページ45
−−−− ピー−−−−
「心肺停止です！！」
「もう一度だ！！」
ぼすん、と体が跳ね上がって
ベッドに着地する。
何度も何度も胸の辺りが
お医者さんの心配蘇生によって圧迫されて
シウミンの体は人形のように上下する。
「戻って来い！！」
「オッパぁぁ！！(泣)」
A「…っ…(泣)」
KI「頑張れっ…！」
目の前でシウミンが消えるのを見て
またも同じように
シウミンの命が消えそうなのを…
A「嫌だぁっ…神様っ…(泣)」
私は何もできないまま
ただ、行かないでと
祈ることしかできなかった。
A「っ(泣)」
神様、お願い。
シウミンを連れて行かないで。
お願いだから…
シウミンを…連れて行かないで…！
−−−− ピー−−−−
−−−− ピッ……
−−−− ピッ……
「よしっ！よく頑張った！」
えっ……？
KI「やったぁ…！(泣)」
A「…っ…？(泣)」
何が起きたのかわからなくて
ににが「よかったね」と
涙でぐしゃぐしゃな顔のまま言うから
シウミンの方へ顔を向けると
酸素マスクを付けられ
ベッドの横にある生命維持装置が
シウミンの鼓動に合わせて
ゆっくりと電子の波を
画面に作り出してるのが見えた。
A「…っ、生きてるの…？(泣)」
KI「助かったんだよ、ヌナ！シウミン、生きてるよ！！(泣)」
A「……ふ…(泣)」
すごく怖かった。
また大切な人を1人
失うんじゃないかって…
シウミン…
よかっ…た…
KI「ヌナ…？」
目の前がぐるぐる回る。
極度のストレスと睡眠不足。
そして安堵の気持ちで気が抜けて…
−−−− バタンッ…
KI「ヌナ！！(汗)」
A「……」
…私はその場で意識を失った。
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A「……っ…？」
ふわふわ、体が浮かぶ感覚。
雲の上を歩いてるみたいで気持ちがいい。
私の少し前には
誰かの後ろ姿。
その背中に追いつきたくて
私は夢中で追いかけた。
でも、全然追いつかなくて…
“待って”
そう叫ぶとようやく立ち止まって
私の方へ振り向いたのは…
XM「(^^)」
シウミン…？
XM「そんなに走ったら、転ぶよ(笑)」
バカだな、って笑いながら
私の方へ手を差し伸べる。
その手を掴みたくて
私も手を伸ばすと…
A「っ！！」
目が覚めたのは何処かの病室のベッド。
隣にはソファでににが
座ったまま眠っていた。
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あやか(プロフ) - しうちゃーーん、何者だーいw 面白いです♪最新頑張ってください☆ (2015年8月6日 20時) (
レス) id: f5b7a69cbd (このIDを非表示/違反報告)
きゅみん♪(プロフ) - しうちゃんあやしいぞ！！でも変な人では無さそうですねwストーカーチックですけどね！読んでて切ないけど続きが気になります！更新待ってます♪ (2015年7月23日 21時) (レス) id: 8a54724506 (このIDを非表示/違反報告)
96-YM(プロフ) - 事故で重たく辛いストーリーとミステリアスな感じがめちゃくちゃ面白いです！！すきです！(告白) (2015年7月11日 3時) (レス) id: e8cdc0e841 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：natsu
| 作成日時：2015年7月2日 21時
