ep27 ページ27
あの海のデートを境に
シウミンとはあの図書室で毎日会って
休みの日は何度か2人で出掛けた。
毎日一緒にいることで
シウミンのことを少しずつ知る。
例えば、表情が豊かなところ。
驚いた時は目も大きく見開いて
口もぽかーんと開けてるし
照れた時はすぐに顔が赤くなって
手で仰ぐ仕草をする。
眠たい時はすぐ黙るし
退屈な時は手でリズムを取り始める。
あと、冗談が好きで
話してるとすぐ戯けるんだけど
でも私が傷つくような冗談は
絶対に言わなくて…
A「ねぇ…いつになったら連絡先を教えてくれるの？」
XM「必要ないでしょ、そんなの。」
A「どうして？必要だよ？」
XM「Aが会いたいって思う時は、いつも俺は一緒にいるよ？違う？」
A「…っ…(照)」
XM「それに、俺がケータイなんか持ったら、俺のファンの子に“番号教えて！”ってせがまれちゃうよ…そんなの、困るでしょ？ん？(^^)」
A「…もう…(笑)」
XM「(^^)(笑)」
…こんな風にキザな冗談を言っては
私をドキドキさせた。
A「……(照)」
…だけど本当はシウミンが言うように
会いたいって思う時がないほど
一緒にいるのも確かだけど
さっきまで一緒にいたのに
家にいても、眠る時も
シウミンに会いたいって思ってることは…
XM「…ん？(^^)」
A「…ううん(照)」
…シウミンには、内緒。
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XM「A！こっち！」
A「あっ…」
今日は映画館デート。
シウミンは待ち合わせ場所についていて
入り口のゲートを越えた向こう側で
私の方を見て手を振っていた。
A「なっ…先に入っちゃったの？(汗)」
XM「うん、観たい映画があったから、先に来て観てた(^^)(笑)」
1日に2本も映画を観るなんて…
シウミンは、映画が好きなんだね。
新しく知った、シウミンのこと。
A「…ふ(^^)(笑)」
私は自分の分のチケットを買うと
ゲートを通ってシウミンの元へ行く。
A「…カフェで待ち合わせとか…してみたかったな。」
XM「いつかね(^^)(笑)」
A「コーヒーが好きなんじゃないの？」
XM「好きだよ、飲むのはね。でもカフェが好きってわけじゃない。」
A「…人がたくさんいるから？」
XM「正解(笑)」
A「あまり人気ないところに行けばいいじゃない。」
XM「まずいコーヒーを出すカフェを探せって？(笑)」
A「あーはいはい、わかりました。カフェでの待ち合わせはしません。」
XM「(^^)(笑)」
…シウミンは、変わり者だ。
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あやか(プロフ) - しうちゃーーん、何者だーいw 面白いです♪最新頑張ってください☆ (2015年8月6日 20時) (
レス) id: f5b7a69cbd (このIDを非表示/違反報告)
きゅみん♪(プロフ) - しうちゃんあやしいぞ！！でも変な人では無さそうですねwストーカーチックですけどね！読んでて切ないけど続きが気になります！更新待ってます♪ (2015年7月23日 21時) (レス) id: 8a54724506 (このIDを非表示/違反報告)
96-YM(プロフ) - 事故で重たく辛いストーリーとミステリアスな感じがめちゃくちゃ面白いです！！すきです！(告白) (2015年7月11日 3時) (レス) id: e8cdc0e841 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：natsu
| 作成日時：2015年7月2日 21時
