ep21 ページ21
XM「何も言わなくていいよ。」
A「えっ？」
XM「Aの考えてる事なんて、言わなくてもわかってる。」
シウミンは得意気な顔。
その顔になんだか反発したくなって。
A「…分かったような口、聞かないでくれる？」
XM「じゃぁ、俺が言い当ててあげようか？」
A「…っ…」
XM「(^^)」
シウミンはゆっくりと螺旋階段を下る。
その光景がまるで
どこかの貴公子がやってきたかのように
優雅で、上品で…
A「…っ…(照)」
こんなにちゃんと見たことなかったけど…
…悔しいけど、かっこいい。
XM「Aが考えてる事なんて、お見通し。」
A「……(照)」
私の前までやって来ると
シウミンは片眉を上げて
わざとらしく悩むような仕草。
顎に当てた手も、斜め上に上げた視線も
何故だか胸をドキッとさせる。
XM「…わかった(^^)」
A「えっ…？(照)」
XM「Aは、俺に会いたかったんだ。」
A「…っ…(照)」
どうしちゃったの？
「そうでしょ？(^^)」と
ニコって微笑むシウミンは
本当に悔しいぐらいかっこいい。
XM「なんだか、誰かに呼ばれた気がしたんだけど、Aが呼んだんだね(^^)」
A「そ、そんなっ…(照)」
そんなことない、って思ったけど
そうかもしれない。
私、シウミンに会いたいって思った。
“会えないかな”、“会いたいな”、って…
A「……(照)」
XM「当たり？(^^)」
首を傾げたシウミンは
私が反応しないのを“Yes”と捉えて
嬉しそうに笑ってる。
A「…っ…(照)」
おかしい…
少し前までは
妙なことまで知ってるシウミンが
なんだか気味悪くて
もう現れないでほしいって思った。
だけどなんとなく思い出して
会いたいなって思って
タイミング良く私の前に現れて
今度はこんなにドキドキしてる。
1番驚いたのは
シウミンの笑顔が
こんなに眩しく見えること。
すべてが、おかしい。
A「！？(照)」
シウミンは1歩近づくと
私の耳元に顔を寄せる。
XM「俺に会いたいからって、ここでサボってたんだぁ…悪い子(^^)」
A「っ…(照)」
XM「(^^)」
おかしい。
おかしい。
今度はドキドキが止まらない。
A「……(照)」
XM「(^^)」
シウミンは私に一体何をしたの…？
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それから図書室のあの場所で
いろんな話をした。
事故のことは話したくなくて
シウミンもそこには触れないでくれたけど
だけどやっぱり
シウミンの自身のことは
何も教えてくれなかった。
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あやか(プロフ) - しうちゃーーん、何者だーいw 面白いです♪最新頑張ってください☆ (2015年8月6日 20時) (
レス) id: f5b7a69cbd (このIDを非表示/違反報告)
きゅみん♪(プロフ) - しうちゃんあやしいぞ！！でも変な人では無さそうですねwストーカーチックですけどね！読んでて切ないけど続きが気になります！更新待ってます♪ (2015年7月23日 21時) (レス) id: 8a54724506 (このIDを非表示/違反報告)
96-YM(プロフ) - 事故で重たく辛いストーリーとミステリアスな感じがめちゃくちゃ面白いです！！すきです！(告白) (2015年7月11日 3時) (レス) id: e8cdc0e841 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：natsu
| 作成日時：2015年7月2日 21時
