＊Great people.../Queenie side＊ ページ40
ティナの声が聞こえた…
とても悲しくて辛くて苦しい声…
何かあったのは明白だから、私は急いで彼の元へ走った
表へ向かうと、丁度彼がサムに連れられて行くのが見えたわ
すぐに走り寄ってサムにジェイコブをこちらに引き渡すように交渉してみたけど、頭の固い彼はすぐに突っぱねてしまってダメ
…本当はこんなこと言いたくないけど緊急時だもの
使えるものは使わなくちゃ！
「…ねぇ、サム。貴方の浮気、セシリーは知ってるの？」
「何でそれを…っ」
「私にその人を預けてくれたら、黙っててあげる」
いつになく真剣な表情でサムを脅すと、あっけなく私に彼を預けてくれた
彼の腕を引いて下へ続く階段の方へ向かう
急がないと手遅れになってしまうわ！
「…何でここに？」
「シーッ、ティナがピンチなのよ。ニュートのトランクはどこ？」
「グレイブスってやつに取られた」
「…わかった、きて！」
「…オブリビエイトしないの？」
彼はきょとんとした可愛らしい顔でそう尋ねてきた
考えてることがすぐに顔に出ちゃうんだから！
「するわけないでしょ？貴方は仲間だもの！」
彼の今の感情は心を読まなくても分かる
とっても嬉しそうな彼の腕を引いて、私はグレイブス長官の局長室へと急いだ
急いで来てみたけれど、幸い周りには誰もいなかった
杖を取り出し、開錠の呪文をいくつか試してみるけど、中々開かない
「はぁ、このオフィスの鍵の呪文強力だわ」
どうしようと次の呪文を考えていると、ジェイコブが私を後ろに下がらせた
「どうするの？」
「まぁ見てて？…んっ！！！！」
周囲を見渡しながら大きく息を吸って片足を思い切り振り上げてドアを蹴破った
すごいわ！
本当とても頼もしい人！
彼のおかげで中に入ることができたけれど、そこには既に一人の来客が机に突っ伏して眠っていた
「…嬢ちゃん？」
「どうしてAがここに？A、ちょっと、起きて！」
小声ではあるものの、身体を揺さぶってみるが一向に起きる気配はない
「この子は俺が運ぶから、クイニーは杖とトランクを持って！」
「え、えぇ！わかったわ！」
彼に背負われている彼女の顔はとても疲れ切っているようだった
Great people... END
あとがき
大好きなクイニーの視点が書けてとても楽しかった
ここの二人のやり取りが可愛くて大好きです
お久しぶりです！！！/檜ノ山→←＊Expectation... /Graves side＊
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奥山乃愛(プロフ) - あと動物？たちに好かれたいです！ (2023年1月7日 19時) (
レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年1月7日 19時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
檜ノ山(プロフ) - まいまいさん» まいまい様、応援ありがとございます！そう言っていただけると捗ります〜！ 気長に待っていただけると嬉しいです！ (2022年6月6日 8時) (レス) id: 49e5c7c013 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい(プロフ) - 楽しみにしています！ゆっくりで大丈夫です！更新頑張ってください( *´꒳`*)♡ (2022年6月5日 11時) (レス) @page40 id: 2c18e857c2 (このIDを非表示/違反報告)
檜ノ山(プロフ) - まいまいさん» まいまい様、リクエスト＆感想ありがとうございます！6/1に発表致しますので、それまでお待ちくださいませ(´˘`＊) (2022年5月19日 15時) (レス) id: 49e5c7c013 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檜ノ山 | 作成日時：2022年5月9日 2時
