＊Trunk... 1＊/本編 ページ34
「これは…すごいな…」
「彼が保護している動物たちです。本当にいい子達なんですよ」
久しぶりに入ったトランクの中は、たくさんの保護動物たちが悠々と暮らしていた
絶対数が少なくなっている今、こうした保護活動を行わなければ彼らは絶滅してしまう
「A、君はこの辺りを。私はあちらを見てくる」
「わかりました。中には毒を持っている子もいるので気をつけて下さいね」
近づいてきたグラップホーンを撫でながらそういうと、パーシバルさんは眉を上げながらゆっくりと奥へ進んでいった
ニュートくらい魔法動物好きじゃないと、そんな事言われれば怖いよね…
「大丈夫よ。貴方達のことは絶対に守るからね」
グラップホーンの子供を撫でて、周囲を見渡してみると、まだ見たことのない子達もたくさんいて、この一年で沢山の動物を保護して研究をしている彼の努力が伺えた
「…？」
その一角にとても大きな岩場があるのが確認できた
何もいないのか、と思いながら近づき見渡していると、ソレは上空から勢いよく岩場に降り立ってきたのだ
〖ｷｭｱｯ！〗
バサバサと金色に輝く大きな翼を広げ羽ばたかせている彼は、射るような目で私を見つめた
サンダーバード…生で見るのは初めてだった
彼に、一体お前は何者なのだと言われているような気がした
「…私はA。ニュートの友達よ。あー…今は訳があって彼のためにここを見せてもらっているの。気分を悪くしたならごめんなさい」
〖ｷｭｱ〜！〗
「大丈夫、何も傷つけないわ。安心して」
私の言葉は届いているんだろうか
何かを察したのかサンダーバードはまた羽ばたいて上空へと戻っていった
「…A」
「はい、どうしまし、た…？」
それと同時にパーシバルさんが神妙な面持ちで、こちらを見ていた
嫌な、予感がする
言いづらそうに視線を泳がせた後、杖を振った
「A…、すまない。私は彼を擁護することはできないようだ」
杖により引っ張られて来たのは、オブスキュラスだった
頭が真っ白になった
「え、そんな…どういう…」
「私にもわからない。しかし、これを持ち込んでいたのなら…話は早い」
「うそ…っ」
彼が、ニュートがそんなことをするはずがない
背後では、大粒の雨が降っていた
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奥山乃愛(プロフ) - あと動物？たちに好かれたいです！ (2023年1月7日 19時) (
レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年1月7日 19時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
檜ノ山(プロフ) - まいまいさん» まいまい様、応援ありがとございます！そう言っていただけると捗ります〜！ 気長に待っていただけると嬉しいです！ (2022年6月6日 8時) (レス) id: 49e5c7c013 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい(プロフ) - 楽しみにしています！ゆっくりで大丈夫です！更新頑張ってください( *´꒳`*)♡ (2022年6月5日 11時) (レス) @page40 id: 2c18e857c2 (このIDを非表示/違反報告)
檜ノ山(プロフ) - まいまいさん» まいまい様、リクエスト＆感想ありがとうございます！6/1に発表致しますので、それまでお待ちくださいませ(´˘`＊) (2022年5月19日 15時) (レス) id: 49e5c7c013 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檜ノ山 | 作成日時：2022年5月9日 2時
