＊Reunion… 3＊/本編 ページ19
離れて行ったのを確認して、机の陰からひょっこりとと顔を出すティナにちょっと笑ってしまった
「もう大丈夫よ、ティナ」
「匿ってくれてありがとう、A」
「ねぇ、A」
「あ、ごめんねニュート。小突いたりして」
「あ、あぁ、いいんだ。それより・・・どうしてここへ？あと、その、本当に久しぶり」
「元気でよかった。本当に久しぶり。一年も世界を飛び回ってたんでしょ？」
「ねぇA。彼とはどういう関係なの？」
「同級生。私、学生時代一年間ホグワーツに留学していたの。その時に仲良くなって」
「最近は、手紙のやり取りをするくらいで、お互いに忙しくて会えなかった」
ニュートはこつんと私の手の甲に自分の手の甲を当てて、ゆっくりと指を絡めてくる
恥ずかしがりな彼なりのスキンシップだ
「・・・そういう仲？」
「え？あ、！いや・・・まだ」
「違う。彼別に好きな人がいるもの。ね？」
「え！？」
私がそういうと、一番に声を上げたのはニュートだった
その時、革靴を鳴らしながらこちらへ歩いてくる音が聞こえてくる
棚の奥からやってきたのはパーシバルさんだった
「グレイブス長官」
ティナがいち早く反応し、アバナシーの時とは逆に前へ出て、ニュートをここへ連れてきた理由を話した
「ご紹介します。この人はスキャマンダーさん。彼のトランクから魔法動物が逃げ、大変な騒ぎになりました」
「ニュート、逃がしたの？」
「わざとじゃないんだ。テディが・・・」
「・・・あぁ、彼ね」
「見せてもらおうか」
パーシバルさんの一言に、ようやく信じてもらえると、ニュートからトランクを奪ってゆっくりと開いた
「・・・え？」
中から現れ出たのは狂暴な魔法動物なんかではなく、香ばしいバターの香るパンだった
「ティナ・・・」
「こんなはずじゃ・・・」
「え・・・」
「ニュート・・・？」
彼も困惑しているようだ
パーシバルさんは頭を抱えながら私の肩を抱いた
「え？」
「A！」
ニュートが繋いでいた手を更に強く握った
「会議の途中だ。戻らないと彼女がピッカリー議長にどやされる」
「あー、そうね」
私は一度立ち止まってニュートに向き直った
「ニュート、私、今マクーザの要請を受けてここに来てるの。だから行かなくちゃ。終わったら連絡するわ」
「そ、そう・・・わかった」
「ティナ、ニュートをお願いね」
彼女は肩を竦めながら了承の合図を送ってくれたのを見て、私は議会室に戻った
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奥山乃愛(プロフ) - あと動物？たちに好かれたいです！ (2023年1月7日 19時) (
レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年1月7日 19時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
檜ノ山(プロフ) - まいまいさん» まいまい様、応援ありがとございます！そう言っていただけると捗ります〜！ 気長に待っていただけると嬉しいです！ (2022年6月6日 8時) (レス) id: 49e5c7c013 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい(プロフ) - 楽しみにしています！ゆっくりで大丈夫です！更新頑張ってください( *´꒳`*)♡ (2022年6月5日 11時) (レス) @page40 id: 2c18e857c2 (このIDを非表示/違反報告)
檜ノ山(プロフ) - まいまいさん» まいまい様、リクエスト＆感想ありがとうございます！6/1に発表致しますので、それまでお待ちくださいませ(´˘`＊) (2022年5月19日 15時) (レス) id: 49e5c7c013 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檜ノ山 | 作成日時：2022年5月9日 2時
