＊why?... 3/Credence Side＊ ページ29
指先が外れ彼女は、Aさんは杖をふるってその場から消えた
本当に、魔法使いだったんだ
さっきまで、嫌な気分だったのにAさんを見た瞬間に嫌なことが全部吹き飛んだ
僕に優しくしてくれる彼女が魔女だったのが、何故だか嬉しかった
「クリーデンス、彼女とはどこで知り合った？」
「あっ…その、何日か前に、路地裏で偶然会って…」
僕はパーシバルさんにAさんと出会った時の事を話した
この人に隠し事はしてはいけない
そうじゃないと、魔法を教えてもらえなくなる
地獄のような日々から抜け出せなくなってしまう
「そうだったのか。…クリーデンス、君は彼女の事が好きか？」
「…はい。好きです」
今朝、強く感じた感情
自分のものにしたい、自分だけを見て欲しい
彼に問いかけられたことで、この感情がAさんの事が好きで、好きでたまらないというものなのだと気づいた
“愛”が分からない僕にとって、初めての感情だ
彼は、僕の両頬をその手で包み込んだ
「では、早急に強い力を持つ子供を見つけなくてはならない」
「う…」
「今Aは街を騒がしている原因を突き止めるために動いているんだ。そんな彼女に少しでも力になりたいとは思わないか？」
「それは…思います」
「うん。強い力を持つ子供は１０歳そこらの子供だ。そしてその傍らに君の母親がいた。それだけがはっきりと見えた」
「でも、子供っていっても大勢面倒見てるし」
「それだけじゃない、ニューヨークで私と働く君の姿も見えた。もちろん傍にはAもいたよ」
「本当に？」
「あぁ、もちろんだとも。彼女は今は要請を受けてアメリカへ来ているが、何らかの理由でこちらに留まることになるらしい」
…彼の《見た》と言うのは必ず起こる真実だ
実際、僕も半信半疑だった時はあるが、少し先の未来で何が起きるのかを彼が見て、本当だったことがいくつもある
だから、疑いようがない
「�爐�っと、君を思って留まることを選択したのかもしれない″」
「Aさんが、僕を？」
「魔女であることを隠してまで、君に親切にしているんだ。それだけ情が湧いているということさ。そんな未来のためにも、早く見つけるように」
パーシバルさんは最後にジッと自分を見つめて、姿を消した
Aさんが僕のために、留まってくれる
そんな嬉しいことがあっていいのだろうか
「Aさん・・・」
離れる前の手のぬくもりを、思い出した
why?... END
あとがき
多くの閲覧ありがとうございます
頑張ります
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奥山乃愛(プロフ) - あと動物？たちに好かれたいです！ (2023年1月7日 19時) (
レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年1月7日 19時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
檜ノ山(プロフ) - まいまいさん» まいまい様、応援ありがとございます！そう言っていただけると捗ります〜！ 気長に待っていただけると嬉しいです！ (2022年6月6日 8時) (レス) id: 49e5c7c013 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい(プロフ) - 楽しみにしています！ゆっくりで大丈夫です！更新頑張ってください( *´꒳`*)♡ (2022年6月5日 11時) (レス) @page40 id: 2c18e857c2 (このIDを非表示/違反報告)
檜ノ山(プロフ) - まいまいさん» まいまい様、リクエスト＆感想ありがとうございます！6/1に発表致しますので、それまでお待ちくださいませ(´˘`＊) (2022年5月19日 15時) (レス) id: 49e5c7c013 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檜ノ山 | 作成日時：2022年5月9日 2時
