5 ページ5
「リーダー！！！」
やっと電話が繋がったのは
2日が経ってから。
『おー、あーばちゃん
久しぶりー (´・∀・｀)』
呑気な声に
気が抜ける。
『電話くれた？
しょーくんからも
超鬼電きてたんだけど
繋がんなくてさー』
「もーー！！
どこ行ってたの！
翔ちゃんと
ちゃんと連絡取ってた？」
『へ？』
あの日。
すぐに電話をかけたけど
繋がることはなかった。
追いかけていきたかったけど
まだ仕事が残ってて。
合間にかけた電話もLINEも
返事は来ず
心配で心配で仕方なかった。
夜、部屋まで行ったけど
応答はなく
翔ちゃんのマネージャーに
電話をかけた。
『連絡事項は送ったんですけど
珍しく返信がないんですよねー』
なんて言うから
怖くなって
来てもらった。
彼なら合鍵を持ってるから。
『ええ〜。
櫻井さんに怒られますよ？』って
渋るマネに
「さっき様子おかしかったんだもん！
ね。ね。お願い！
部屋で倒れてたら、どうすんの？！」って
頼み込んで。
でも部屋に入ったところで
いないんだもん。
わかんないよね。
「飲みに行ってるだけじゃないですか？」
うん…そうなんだけど…
ソファーに
いつも翔ちゃんが使ってる
リュックが置いてあるのが気になって
無駄に部屋の中をウロウロした。
そして。
洗面所に沈んでいる
スマホを見つけた時には
ゾッとしたよね。
「相葉さん。
帰りますよ？」
マネージャーの声なんか
耳に入ってこなかった。
『…まじ？』
リーダーの声のトーンが
変わる。
「ごめん。俺ももうちょっと
ちゃんと話せたらよかったんだけど。
翔ちゃんが本気でそんなこと
言うなんて思いもしなかったから
怒らせちゃって…」
『おいら、すぐ東京戻るわ』
「あ。でも」
『見つかんないにしても
とにかく戻る』
「ん。ごめんね」
『なあんで
相葉ちゃんが謝んの』
ふわっと、軽く
何でもないように言ってくれる。
『あんがとね。
連絡くれて。
いつも翔くんのこと
見ててくれて、あんがと』
「りいだあああああ」
ホッとして涙が出た。
リーダーと連絡がついたのなら
もう大丈夫。
きっと見つかる。
絶対見つかる。
もうちょっとだから。
待っててね、翔ちゃん。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 467人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みど(プロフ) - きよさん» きよさん、最後までありがとうございました！相葉ちゃんはホント功労者ですね。しばらく頭が上がらないかと(笑) ？？な翔ちゃんは、すぐワーカーホリックに戻るものの、智くんが構ってくれるの前提なので、油断せず甘やかしてあげてほしいものです(笑) (2022年9月27日 7時) (
レス) id: aa87a7e3a6 (このIDを非表示/違反報告)
きよ(プロフ) - みどさんお疲れさまでした。翔ちゃん、当たり前のように「一緒に東京に帰る」と言ってもらえて安心できたんですね。もとにもどって？をいっぱい浮かべているのが可愛いです。すぐに気がついてくれる智くんも流石ですが、相葉ちゃんが１番の功労者ですね(笑) (2022年9月26日 23時) (レス) @page21 id: 93930afffe (このIDを非表示/違反報告)
みど(プロフ) - きよさん» きよさん、コメントありがとうございます！そうなんですよね、困ったものです。翔ちゃんの無事は、智くん次第かな(｀・ω・´)頑張ってもらいましょう！ (2022年9月19日 13時) (レス) id: aa87a7e3a6 (このIDを非表示/違反報告)
きよ(プロフ) - みどさん、更新ありがとうございます。娘ちゃんやってくれましたねぇ。智くんも無自覚で魅了してしまうから厄介ですね。翔くんの無事を願います。 (2022年9月19日 7時) (レス) @page16 id: 93930afffe (このIDを非表示/違反報告)
みど(プロフ) - きよさん» きよさん、ありがとうございます！相葉ちゃんがいると安心ですね♪不穏な空気が漂ってますが…智くんが回避してくれることを祈ります(｀・ω・´) 生暖かく見守ってくださいませ。 (2022年8月2日 0時) (レス) @page13 id: 4b56ded9a4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：櫻みど
| 作成日時：2021年10月24日 17時
