第2話 ページ3
「・・・ここが、本丸・・・か」
先ほどの墓参りから約数時間後。
車で降ろされた場所は、いかにもと言った感じの腐敗の匂いが色濃い日本屋敷。
空気も重苦しく、まるで毒の中に浸されているかのようだった。
本当にこんなところに誰か住んでるのか・・・?
疑ってしまうほどに廃墟と化した建物を見上げながら顔を顰める。
まぁどちらにせよここで突っ立っているわけにもいかない。
ボロいくせに固く閉ざされた扉を、力一杯にこじ開けた。
・・・。
中に入ると、まぁ外見と比例して酷い有様だった。
雑草さえ生えないくらいに汚染の進んだ土壌。
鯉の死体がプックリと浮かんだ黒い池。
相変わらず倒壊仕掛けの建物。
肺が腐りそうなくらいに澱んだ空気。
マスク持って来れば良かった・・・など、悪態をつきながらポケットに手を突っ込んで道なりを進んで行った。
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そら 。(プロフ) - 続きが気になります!更新頑張ってください! (2019年2月14日 18時) (レス) id: a9f1236a4e (このIDを非表示/違反報告)
猫かぶり少女(プロフ) - これは……ヤバいですね( ・`д・´)続きがすごい気になります。更新遅くても全然いいので楽しみに待ってますね!応援してます! (2019年2月3日 21時) (レス) id: e93bca515e (このIDを非表示/違反報告)
槝 - 更新がない…絶望した。 (2019年1月23日 13時) (携帯から) (レス) id: 46e1741f78 (このIDを非表示/違反報告)
月夜桜 - 続きが読みたいです。お願いします! (2018年8月1日 12時) (レス) id: d530b8b740 (このIDを非表示/違反報告)
槝 - 続きが読みたいなと思いました。 (2018年7月7日 22時) (携帯から) (レス) id: 46e1741f78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナトル | 作成日時:2018年2月25日 0時