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｢体育祭の日、記憶に残るほど俺の周りで色んなやつがブツブツと言ってやがったんだよ、サポート科の冬状だったら個性も優秀だしいい所まで行くと思ってたってよォ…。だとしたらテメェはあの日手を抜いてたってことだろうが！！｣
何じゃそりゃ！！！！
心に思い浮かんだのはこんな感じ、でも思い踏みとどまらなければ…迂闊に変な言葉を零しでもしたら爆豪くんに爆破されかねない、私だって命は惜しい。
鋭児郎は何やってるんだと思い後方に視線を動かすと、机の上に肘をつき頭を抱えていた。何そのポーズ、あなたはあなたで何してるんですか。
｢俺が取るのは完膚無きまでの一位なんだよ！！いちいち手ェ抜いたりしてんじゃねぇナメてんのか！！｣
｢誤解です！！手ェ抜いたりしてない！｣
｢だったらなんでテメェは勝ち残ってねぇんだよ！！あ"！？｣
｢こ、こわ…じゃなかった。私はあの日体育祭に参加出来てなかったんだよ！｣
目の前にいる爆豪くんが疑問の表情を浮かべ一旦停止した。
なるほど、やっと理解出来た。爆豪くんは、私が体育祭で本気を出してなかったと思ったからそんなに怒ってたんだ…本気を出すも何もその日私保健室にいましたから…。
｢その日の朝高熱を出したんだよ、でもどうしても学校には行きたくて行って、リカバリーガールに診てもらったけど…状態が状態だからその日の体育祭参加は厳しいって止められて…｣
｢爆豪、Aは嘘はついてねーぞ、証人は俺だ、その日一緒に登校したからよ。｣
そう、私はあの日高熱を出して参加出来なかった。悲しい事に。
フラフラしながらも、どうしても登校したくて鋭児郎に引きずられながら登校したのを、今でも鮮明に覚えてる。
でも爆豪くんがそんなに威嚇する程の相手でもないと思うよ私、元々サポート科に入りたくて雄英高校受験したから戦闘特化ではないし、身体能力もずば抜けてるわけじゃない。
｢来年の体育祭で絶対に負かしてやる、手ェ抜いたりしたら許さねェぞ、おいクソ髪お前もだ。｣
｢安心しろ、絶対本気でいくから｣
｢私も来年は頑張るよ、対人戦闘は苦手だけど｣
鋭児郎と私がそう言うと、何やら爆豪くんはようやく納得したのか大きく方向転換して教室から出ていった。
嵐のような人物が過ぎ去り、教室内は一気に静かになる。また私と鋭児郎が2人ぽつんと残された。
｢私のことを噂した人を軽く恨みそう…｣
｢…気持ちはわかる。でも恨むのはアウト。｣
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アヤゴン(プロフ) - とてもおもしろい作品でした！切島くんに彼女がいたらこんな感じなんだろうな~っていうイメージがぴったりでした！キュンキュンしました。是非また名取さんの切島くん小説が読みたいです。 (2018年10月3日 16時) (
レス) id: ad1b6027dd (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - ミルクさん» 信遅れてすみません、二人の、慣れていないが故に思うようにいかない初心者のような恋愛を書いていきたいと思っていたので、そう言っていただけて嬉しいです。本当ですか…私の他の作品が少しでもミルクさんの暇潰しにでもなれば幸いです。応援ありがとうございます！ (2018年6月10日 13時) (レス) id: 100ff026ee (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - はじめまして！コメント失礼いたします。完結おめでとうございます！夢主さんが切島君の言葉や態度に一喜一憂する場面、逆に切島君が夢主さんの態度に一喜一憂するなど読んでいて本当に面白かったです！次の作品も読ませていただきます！これからも頑張ってください！ (2018年6月6日 20時) (レス) id: a44e70b828 (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - パパラチアさん» なんというか、もう本当にうれしいです...作品のことを好きでいてくれるのは私もこの上なく嬉しいですし、何より書いてよかったと心から思えます。次回作も楽しんでもらえるようにコツコツ書いていきますね、コメントありがとうございます！ (2018年6月6日 20時) (レス) id: 535f9be42a (このIDを非表示/違反報告)
名取(プロフ) - Kasumi17さん» 楽しんでいただけたようで私も嬉しい限りです、今作だけに限らず他の作品まで見てくださってありがとうございます。「なぁ、先生。」のほうでも楽しんでいただけるように更新頑張りますね、ありがとうございます..！ (2018年6月6日 19時) (レス) id: 535f9be42a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名取 | 作成日時：2018年5月21日 1時
