エピソード4 ページ9
___宇宙
ノディ「……まだ時は満ちていない」
真っ黒のキャンバスを駆け巡るかのように星々が流れていく
ノディ「……エヴァ……」
神はポソリと呟いた
??????『そんなに会いたいのなら会いに行けばよろしいのに』
後ろから若い、いや、まだ幼くも感じる声が聞こえた。
だが、間違いなく、神の気を纏っている。
ノディ「約束破ったら怒られてしまうわ…」
ニコニコとしながらもどこか寂しげだ
ノディ「それに、あの日の約束は特にね」
神は微笑む
??????『残念ながら、[その約束]は果たされませんよ?』
幼げな声の神は可笑しそうにくつくつと笑っている。
無邪気な声ではあるが、告げているその内容は神々にとっては
[決してあってはならぬこと]だ。
声の持ち主____________《オーディン=ゲハイムニス》は愉快そうに続ける。
オーディン「......このままでは神は人間共に皆殺しにされかねない
貴方だって解っている筈なのに。
........何故[我々の計画]に賛同して頂けないのです?
《彼》を解き放つ前にこちらがもたなくなりますよ?」
ノディ「私は人と神は共存出来ると信じているからです」
神は落ち着いた声で話す
オーディン「そうですか。
......亡くなられた彼も全く同じことを仰られていましたが。」
笑っていたその顔は気がつくと呆れ顔に変わっていた。
ノディ「ふふ……死んでなんかないわ。ただ姿を変えただけよ。何もかも封印されてね」
神は静かに呟く
あまりにも穏やかにそう言う彼に一瞬、嫌悪感を抱いたが
それどころではないと気を取り直すと
オーディン「......まあ、私は《十三の神々》の内ではありませんが、
これは忠告です。
もう人間は《迷える仔羊》などではないのです。
彼らはもう私達の手を取ってはくれないのですよ。
こちらとしてはいい加減.....現状を見定めて頂きたいところですがね。」
少年のような容姿からは想像できないような威圧感が言葉の折々に込められている。
一つ、咳払いをすると
オーディン「......私はこれで失礼致します
............私共の計画も大詰めだ」
最後に小さくそう呟いて、宇宙の闇の向こうへと姿を消してしまった。
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天然危険物白羅 - まゆみさん» コメントありがとうございます!私はまだ小説制作に慣れておらず、不備等色々あるかもしれませんが、これからもブラックの嫁と頑張ります!ありがとうございました!!(^3^)/ (2019年4月11日 22時) (レス) id: 791b96fb79 (このIDを非表示/違反報告)
まゆみ - 合作だとぅ!?しかもドラゴンボールとか最高すぎだろぅ!!ドラゴンボール大好きだからまじでありがとうございますぅぅぅ!!( ; ω ;` )これからも頑張ってください! (2019年4月9日 20時) (レス) id: d4ac2eaa92 (このIDを非表示/違反報告)
サブ、ブラックの嫁(プロフ) - d(^ω^ ) (2019年3月25日 16時) (レス) id: 4f6034e91d (このIDを非表示/違反報告)
天然危険物白羅 - んー、リョーカイ! (2019年3月25日 16時) (レス) id: e98ca03e2d (このIDを非表示/違反報告)
サブ、ブラックの嫁(プロフ) - 新たにくっつけるのがあれば (2019年3月25日 16時) (レス) id: 4f6034e91d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サブ、ブラックの嫁&天然危険物白羅 | 作成日時:2019年3月10日 13時