神竜黙示録《Lindwurm Apocalypsis》

エピソード29 ページ34

rei｢………｣

？｢全く……いつまで演技すればいい｣

影から何かが語りかける

rei｢出てくるな…バレる｣

？｢分かったよ｣

ピシャリと言われ、何かは影の中へ消えた

rei｢……時間の問題か…そろそろ奴が来てもいいんだけどな………｣

ボソリと呟く


__________________________________________


シロ「............寝るか」

一人ボソッと呟いて鏡に布をかけると、フラりとベッドに倒れ込んだ。



________________死ねたらな。



_____________あの人に会いたいよ。




___________............《アタシ》のせいだ。アタシがあの人を喰い殺してしまったんだ。きっとそう。



________......はははっ、まさかあの子達にまで手を掛けてしまうなんて。




_____________............どうすれば良かったんだろう、アタシ......




何時もは明るい藤色の瞳が、この時だけは[別の人格]の影響で仄暗い深緑色になっていたことに、

当の本人も気付いていなかった。

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