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Aside
あ…家に帰らなかったんだ
って思いながら見つめる彼の隣には
彼の腕に絡み付く綺麗な女の人がいて
あー…うん、しっくりくる
よくわからないモヤッとした感覚は
テーブルの上に起きっぱなしの巾着袋が目に入って
あー…うん、そうだよね、食べないよねよくわからない女の握ったおにぎりなんて
さらにモヤモヤ感を増した
何だろう、これ…
丸山君が錦戸君たちと一緒にいた小柄な男の人と何やら喋っている
おお…何色って言うんだろうその髪色、似合ってるのが更に凄いけど
隣では"亮ちゃん遊びにいこうよ"って
女の子が鼻にかかった甘える声を出している
あ、そっか…
丸山君が異常なまでに気さくに話し掛けてくれてて、忘れてた
この人達は
私とは、住む世界が違う人たちだ…
「マルの彼女さん？」
「あ！まさか！！例のお助け素敵女子って…」
「違います」
やめて
関わってこないで
どうせからかってるんでしょ？
「私やることがあるので失礼します」
あなた達みたいに
表舞台にいてキラキラしてて、皆から注目を浴びるような人達とは
私は関わる理由ないもの
地味で、気の効いた冗談のひとつも言えない田舎者
物珍しくて笑い者にするつもりでしょ？
私は勉強だけしてればいい
そのために親は大学まで行かせてくれたんだから
「…」
錦戸君と目があった
ビックリした顔をしてる
偶然関わって、ちょっと話して
イメージと違うかもって思ったけど…
「…」
錦戸君、やっぱりあなたは
噂で聞いてた通りの
"ニシキドリョウ"君だったんだね
足早にその場を離れようと歩き出した
「あっ！ちょ、Aちゃん！」
丸山君の声がするけど振り向かない
大丈夫。レポートは私が責任もって仕上げ…
「ｯ…ちょ、待って！Aちゃんっ！！」
ビックリして、思わず振り向いてしまった先に
ニシキドリョウ君が腕を掴んで立っていた
「ちょっと、一緒に来て？」
「はい？」
「お礼したいから。一緒に来て」
…とんでもない、回避せねば
「えっ！困ります！」
「なんで？」
「れ、レポートしないと！」
こう言う理由なら文句ないだろっ！
のはずが…
ガバッとPCを奪い取られて
「悪いけど、これ頼める？丸山さん」
「マルでええよ♪貸しにしとくわー」
ちょっと！丸山君っ？！
ニシキドリョウ君は
テーブルにあった巾着を持って
私もろとも、外に飛び出した
.
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∞やすばのなな∞(プロフ) - ＳＣＣＳさん» まさかのところから返信が(笑)やっぱり腹筋バキバキのともさんで間違いないっすか？先輩！ (2018年1月19日 23時) (
レス) id: 983f5e223b (このIDを非表示/違反報告)
ＳＣＣＳ(プロフ) - ∞やすばのなな∞さん» いやいや、あのともさんっすよ！剃りあげボブと言えば！ (2018年1月19日 23時) (レス) id: 80da970007 (このIDを非表示/違反報告)
∞やすばのなな∞(プロフ) - 安田君の彼女、あたしも会いたい！でも、ほんとにそのともさんであってる？違うともさんやない？ (2018年1月19日 23時) (レス) id: 983f5e223b (このIDを非表示/違反報告)
ruru(プロフ) - ＳＣＣＳさん» あら！ご存知ですか？！私もどこでお会いしたのかが思い出せなくて… (2018年1月19日 22時) (レス) id: d0b2b117c2 (このIDを非表示/違反報告)
ＳＣＣＳ(プロフ) - ruruさん» 私、お会いしたことないんですが、知ってる気がするんです笑お会いしたい！！！ (2018年1月19日 22時) (レス) id: 80da970007 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ココナッツ
| 作成日時：2017年7月17日 0時
