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Aside
私は困っていた
自分が他人との防御壁として使ってきた言葉を
錦戸君にスパンと指摘されてしまった事に、
「Aちゃん、…俺、」
何か大切な事を言おうとしているような
錦戸君に、
「…あれ？…亮ちゃん？」
二人きりだった空間に突如
錦戸君を呼ぶ声が入ってきて、振り返ると
「…え、…レイ？」
黒髪の綺麗なストレートに流行りのファッションスタイル。"あ、やっぱり亮ちゃんだぁ！"と駆け寄ってきて錦戸君の腕に抱きついた彼女が、
「ちょ！おまっ！…酔ってんの？！」
レ「そーだよー飲み帰り〜」
甘えた声で錦戸君に笑顔を向けながら
レ「亮ちゃん来ないんだもん！寂しくてやけ酒したー」
って、
私を睨んでいる事に。
心底、困っている…
「ちょ、離れてや」
レ「ねぇ何してるの？こんな時間に」
レイさん？は、どうやら私はここにいない体を決め込んだようで、私と錦戸君の間に入り込むとぐっと錦戸君に顔を近づけた
「や、やめろって！何やねん！」
レ「ねぇねぇ亮ちゃん、最近この辺変な人出るらしいんだよねぇ、…送ってよ、家まで」
「はぁ？！」
レ「いいじゃんー場所なら知ってるでしょ？…何度も来たことあるんだからさ」
「私、帰るね」
"えっ"っていう声が聞こえるか聞こえないかの内に、私は二人に背を向けて走り出していた
パタパタと地面を蹴る音と
自分の息が切れる音で
錦戸君の声が聞こえないように
私は数年ぶりに全力疾走というものをした
幸い、錦戸君が安田さんのアパートから一度も曲がらなかったおかげで土地勘のない私でも無事に帰ってくることができた、…んだけど
安「あれ？…亮は？」
「あ、…えっと、ちょっと…」
と「…ちょっと、何？」
「……お友達と偶然会って…」
安「…で？」
「……立て込んでたので、……先に帰ってきました」
安.と「この夜道をっ？！！」
帰ってからの方が
無事ではすまなかった…
安「ホンマに何考えてんの？！」
と「何かあった後じゃ遅いんだよっ？！」
「ご、ごめんなさい…」
おおイビキをかく大倉さんの隣で
正座をしてこんこんと二人からお説教を受ける私
足が痺れてきて
情けなくて
泣きそう
安「てか、亮は？何してんねんあいつ」
…違う
泣きそうなのは、
こんなにも胸が苦しいのは…
"亮"
って名前を聞いてしまったせいだ
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∞やすばのなな∞(プロフ) - ＳＣＣＳさん» まさかのところから返信が(笑)やっぱり腹筋バキバキのともさんで間違いないっすか？先輩！ (2018年1月19日 23時) (
レス) id: 983f5e223b (このIDを非表示/違反報告)
ＳＣＣＳ(プロフ) - ∞やすばのなな∞さん» いやいや、あのともさんっすよ！剃りあげボブと言えば！ (2018年1月19日 23時) (レス) id: 80da970007 (このIDを非表示/違反報告)
∞やすばのなな∞(プロフ) - 安田君の彼女、あたしも会いたい！でも、ほんとにそのともさんであってる？違うともさんやない？ (2018年1月19日 23時) (レス) id: 983f5e223b (このIDを非表示/違反報告)
ruru(プロフ) - ＳＣＣＳさん» あら！ご存知ですか？！私もどこでお会いしたのかが思い出せなくて… (2018年1月19日 22時) (レス) id: d0b2b117c2 (このIDを非表示/違反報告)
ＳＣＣＳ(プロフ) - ruruさん» 私、お会いしたことないんですが、知ってる気がするんです笑お会いしたい！！！ (2018年1月19日 22時) (レス) id: 80da970007 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ココナッツ
| 作成日時：2017年7月17日 0時
