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Aside
「…あのさ、錦戸君」
「んー？」
思わぬ事から、初めてのサボりを体験した日
思わぬ事から、錦戸亮君と話をするようになった日
…
その日以来…
「1限目の授業、取ってないんだよね？」
「おん、ないー」
私のささやかな楽しみ
朝のカフェテラスの特等席には
「…じゃあ、何でいるの？」
何故か、錦戸君が我が物顔で陣取っているようになっていた
「どうせここ来るやろ？席取っといた」
はいっ、て席を譲ってくれる錦戸君…
あなたは全くわかってない
「あの…いいからね？席取っといてくれなくても」
このやり取りが
どれだけ周囲の度肝を抜いているか…
"あれって錦戸君だよね？！え！どういう事？！"
"あんな事するタイプの奴だっけ？"
聞こえてませんかね？
この周りの好奇の目と声が…
「え？何で？この席がええんやろ？」
「そりゃそうだけど…空いてなかったら他の席座るし」
「ええやん。俺が来た時たまたま空いてて、それを俺が譲ってあげるってゆうてるんやから」
「いや、そもそもこの時間に来る事ある？！」
私的に、改心の突っ込みを入れたのに
「あ！新しいタイプ出てるやん！ええなぁ…って、高ｯｯ！」
当の本人は全くのスルーで
何やら雑誌を読んで一人で浮き沈みしている
こりゃ、何言っても多分届かない…
…なんだかなぁ？？
大人しく譲ってくれた席に腰かけてテイクアウト用にしてもらったカフェモカを飲みつつ…
「それ、何読んでるん？」
今ハマっている推理小説を読み進めようとしたのに…
「本？推理小説？？どんな話なん？面白いん？」
錦戸君…ごめんなさいだけど、
全くもって邪魔でしかないっっ
「うわ！文字しかない！目しょぼる！」
「…錦戸君はあんまり本とか読まない？」
「え？んーせやなぁ…雑誌とか漫画とかは読むけど…」
ま、そりゃそうか
「……面白いん？」
突然
目線の先に影が出来て
「どんな話なん？これ」
右肩に何かが当たる感覚
顔のすぐ横に感じる気配
ふわりと香る香水のにおい
今、錦戸君は私の肩越しに
本を覗きこんでいる
ってかおい！近い近い近い！近いからっ！
「あっ！今ちょっと読んでたのに！」
「どんな状況で読んでんの！」
「えー！面白そうやったのに」
そういってまた覗き込もうとしてくるもんだから
こっちはたまったもんじゃない
「貸すよ！かすかす！貸すからっ！！」
.
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∞やすばのなな∞(プロフ) - ＳＣＣＳさん» まさかのところから返信が(笑)やっぱり腹筋バキバキのともさんで間違いないっすか？先輩！ (2018年1月19日 23時) (
レス) id: 983f5e223b (このIDを非表示/違反報告)
ＳＣＣＳ(プロフ) - ∞やすばのなな∞さん» いやいや、あのともさんっすよ！剃りあげボブと言えば！ (2018年1月19日 23時) (レス) id: 80da970007 (このIDを非表示/違反報告)
∞やすばのなな∞(プロフ) - 安田君の彼女、あたしも会いたい！でも、ほんとにそのともさんであってる？違うともさんやない？ (2018年1月19日 23時) (レス) id: 983f5e223b (このIDを非表示/違反報告)
ruru(プロフ) - ＳＣＣＳさん» あら！ご存知ですか？！私もどこでお会いしたのかが思い出せなくて… (2018年1月19日 22時) (レス) id: d0b2b117c2 (このIDを非表示/違反報告)
ＳＣＣＳ(プロフ) - ruruさん» 私、お会いしたことないんですが、知ってる気がするんです笑お会いしたい！！！ (2018年1月19日 22時) (レス) id: 80da970007 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ココナッツ
| 作成日時：2017年7月17日 0時
