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Aside
「…笑いすぎやって」
ごめんごめん
でもさ…
「あー…あー…お腹痛い…暑い…あーあはははは！！」
「ええ？！まだｯ？！」
結局、ゲジゲジ虫じゃなくて
それはただのゴミだったんだけど…
「そもそもそっちが間違えたんがあかんやろ？！」
まさかあんなに恐がるなんて
まさかこんな可愛い一面があるなんて
「あーもう！何なんホンマｯ！！」
錦戸亮、おそるべし
「そ、そーだよね。それはホントにごめんなさい」
「笑ろてるやん」
「ｯﾌﾞ…あはははは！」
もはや呆れ顔した錦戸君は砂浜にうっすら足跡を残しながらすたすたと前を歩いていく
太陽が真上から照りつけて
錦戸君の影はほとんどなくて
白い砂浜を歩く後ろ姿は、何だか現実味がなくて
これは夢なんじゃないかって
そんな風に考えていた
「あっつ…あかん、さっきので体力消耗した」
Tシャツの裾をパタパタさせながら
錦戸君がふと横を向いて
その目線の先には
ざー…と心地よく波音を繰り返す、海
「…」
しばし何かを考え込む様子
…いや、もう、何かの撮影かしらこれ
「Aちゃん！」
「ｯえ？」
「ちょー、これ持っててくれへん？」
錦戸君が差し出すのは
さっきのコンビニ袋と、巾着袋
「？うん、いいよ」
「ごめんな」
差し出された小荷物を受け取ろうと
側にかけよって手を伸ば…
「引っ掛かった」
…した、その手をぐいっと引っ張られて
「覚悟っ」
「えｯ…ちょ、ちょちょちょっと！！！」
私達はそのまま全力ダッシュで、波打ち際を越え
派手に水しぶきをあげながら、それをぶっかぶった
「ふぁ！やばｯやりすぎた」
「…」
「ﾌﾞｯ…あ、大丈夫？」
「…笑ってるし」
「や、だってその顔っ」
「誰のせいだと思ってんの？！」
「やー、思ったより豪快に走ってくれはるもんやからつい」
「引っ張ったよね？！思いっきり！何なら突き飛ばしたよね？！最後！」
「してへんて」
「いや、笑ってるしｯ！」
すでに膝下くらいまで浸かっている私
まぁ…錦戸君もだけど
「はーおもろ、笑ったわ」
「おもろないし」
「大丈夫やって。乾く乾く」
「問題そこ？！」
錦戸君は濡れた前髪を後ろにかきあげながら
「やって、仕返しやし」
って、にやっと笑った
「負けたままとかめっちゃ嫌やねん」
「…」
勝負した覚えは一切ないんだけどね
まぁ、…許すか
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∞やすばのなな∞(プロフ) - ＳＣＣＳさん» まさかのところから返信が(笑)やっぱり腹筋バキバキのともさんで間違いないっすか？先輩！ (2018年1月19日 23時) (
レス) id: 983f5e223b (このIDを非表示/違反報告)
ＳＣＣＳ(プロフ) - ∞やすばのなな∞さん» いやいや、あのともさんっすよ！剃りあげボブと言えば！ (2018年1月19日 23時) (レス) id: 80da970007 (このIDを非表示/違反報告)
∞やすばのなな∞(プロフ) - 安田君の彼女、あたしも会いたい！でも、ほんとにそのともさんであってる？違うともさんやない？ (2018年1月19日 23時) (レス) id: 983f5e223b (このIDを非表示/違反報告)
ruru(プロフ) - ＳＣＣＳさん» あら！ご存知ですか？！私もどこでお会いしたのかが思い出せなくて… (2018年1月19日 22時) (レス) id: d0b2b117c2 (このIDを非表示/違反報告)
ＳＣＣＳ(プロフ) - ruruさん» 私、お会いしたことないんですが、知ってる気がするんです笑お会いしたい！！！ (2018年1月19日 22時) (レス) id: 80da970007 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ココナッツ
| 作成日時：2017年7月17日 0時
