狙われたモルモット１６ ページ28
不「A。持って来たわよ。」
A「ありがとう。」
彼女からカプセルを貰い、飲む。
次「おい、何だ。これは？」
不「bloodRubyを粉々にした薬。毒に耐性がある子なら傷は再生し、毒が出るって代物よ。」
次元は心配そうに見ているけど、どうやらこの薬は効いているみたい。肌が元の色に戻っている。ただ、少しばかり無理をしてしまったようで睡魔が襲ってくる。
A「・・絶対、起きるから・・寝る、ね。」
彼の香りに包まれながら意識を落とした。
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変な夢を見た。
彼が真っ白のタキシードを身に纏い私の手を引く夢。私も白いドレスを着てる。
「−A。」
私の名を優しく呼ぶ。私も彼の名を呼びたい。
私の手を引く、かっこつけたがり屋のロマンチストの名を。
A「次・・元。」
次「おう。何だ？A。」
目を開けるとそこは夢ではなく病院だった。私は真っ白のドレスではなくシーツの上に寝ていて、彼はいつも通りの真っ黒な服。
夢と思うと少し寂しい気持ちがするけれど何だかそれは何時か叶いそうな気がした。
A「ねえ次元。」
次「何だ？」
A「私ね。夢を見たの。」
彼が握る手をそっと握り返し、微笑んだ。
「貴方と結婚する夢を。」
病室に風が吹きこむ。彼は恥ずかしそうに帽子を深くかぶり、黙っていた。
そんな顔を見れるのが幸せで人になれてよかったと感じた。
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ラッキーメンバー
ルパン三世
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リオ - すごく面白いのですが?!続きをお願いします〜ここで止まってしまうなんて、そんな殺生な・・・。 (2019年10月5日 19時) (
レス) id: 893af52793 (このIDを非表示/違反報告)
RIA__(プロフ) - 初めまして！とてもおもしろいです！更新頑張ってくださいね(*^^*) (2019年3月4日 22時) (レス) id: 61ebe19300 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿 | 作成日時：2019年2月23日 21時
