お姫様と海の雫１０ ページ11
父「お前はなんてことをしたんだ！」
男達に取り押さえられた私の腹部を蹴る。痛みをぐっと我慢する。
A「わ、私、は・・正し、い、ことを、した・・まで、です。」
父「何が正しいだ！勝手に裏庭に入った奴だ。そんなものあの機械の餌食にでもしておけば良かったものの・・お前は何だ！俺のデータにハッキングをし、停止させ、壊したんだぞ！我が会社の最大の警備システムだぞ！分かっているのか！」
父は怒鳴り散らした。何度も何度も同じことを昔やられた。
父「まあ、良い。俺にはお前ではなく姐さんがいればいい。だから」
ポケットから銀の百合の彫刻がされたライター型の起爆装置を取り出した。ニヤリと笑って、男たちに指示を出し、椅子に縛り付けられた。ネックレスを外し、首輪型爆弾が露わになる。
父「安心しろ。あの侵入者もお前の後を追う。それじゃあな。呪われた子よ。」
眼をぎゅっと瞑った。
中間、ごめんね。我儘ばかり言って
ルパンさん、ありがとう。手を差し伸べてくれて。
次元さん、ありがとう。心配してくれて。
五エ門さん・・・貴方ともっと一緒にいたかった。
？「・・それが父親の言う言葉か？」
ピンと空気が張るように聞こえたその声。私の首から解放感を感じ、縄が緩くなる感覚。
恐る恐る眼を開ける。
A「五、エ門・・さん？」
五「・・貴殿を盗みに来たぞ。」
彼に抱きつき、生きていることを感じる。彼はそっと私の頭を撫でた。
父「・・はっそんな娘くれてやる！地獄でまた会いな！」
五エ門さんは私をかばう様に抱きよせた。
鳴る銃声。
呻く父の声。
次「全く一人で突っ走ってんじゃねえよ。」
ル「そーそー、一人でかっこつけちゃって。」
入り口の所に次元さんとルパンさんが立っていた。
五「・・・すまない。」
父「き、貴様らー！」
ルパンさんたちに向かって、小刀を持ち突っ込んでいく。
私は五エ門さんから離れ、父とルパンさんたちの間に割り込み、左足を軸に回し蹴りをくらわせた。
次「・・お前さん。すげえな。」
ル「ありがとよ。よし！それじゃあ行くぞ！」
ルパンさんはネックレスを持ち、次元さんを先頭に走っていく。
五「我々も行くぞ。」
A「はい！って、えっ！」
私を抱き、走っていく。
ル「おーおー、お熱なことで。」
次「まあ、良いじゃねえか。」
コテージに乗り、跳ぶ。身体がふわりと浮く感覚。
五「このままお主を盗むが良いか？」
彼は不敵に笑う。
A「はい！」
私は笑顔で彼らの車に乗った。
ラッキーアイテム
ルパンのジャケット
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
ラッキーメンバー
ルパン三世
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リオ - すごく面白いのですが?!続きをお願いします〜ここで止まってしまうなんて、そんな殺生な・・・。 (2019年10月5日 19時) (
レス) id: 893af52793 (このIDを非表示/違反報告)
RIA__(プロフ) - 初めまして！とてもおもしろいです！更新頑張ってくださいね(*^^*) (2019年3月4日 22時) (レス) id: 61ebe19300 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿 | 作成日時：2019年2月23日 21時
