＜BROTHERS CONFLICT＞Natsume with broken‐hearted girl -Final (ページ8)

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#38 ページ8

棗side

＿ッ＿ッ＿ッ＿＿＿＿...ピッ

梓「良かったの？そんなこと言って。」

棗「言うな。自分でも言い過ぎだとは思ってる...けど」

梓「棗、いい加減その－(マイナス)思考やめたら？見てて腹が立つんだけど」

棗「お前な...俺に謝罪したいからって態々家まで押し込んできたくせに何で説教し始めるんだ(汗」

梓「うん、そうだけど。’この前はごめんね棗。許してくれるよね？’それで、話に戻るけどさっきの言い方だと彼女に悪いと思うよ。」

棗「謝る気無いだろ梓...」

梓「人の話をきちんと聞こうね棗。仮にも僕は兄なんだから弟の棗はきちんと兄の話を聞いてほしいな(微笑み」

棗「はいはい...彼女にさっき言ったことは本当にそう思ったから言ったまでだ。」

梓「けど、さっき言った言葉で彼女がすでにもう傷付いてたら？いくら失恋してもう何も思ってない男にでも、さっきみたいなことを言われたら誰だってショックをうけると思うけど？それを分かって棗ｈ(うるさい！」

棗「分かってる...分かってるそれぐらい」

梓「...棗」

棗「悪い梓、今日はもう帰ってくれないか。大声出して悪かった」

梓「ううん、良いよ別に。僕も言い過ぎたしね...じゃ」

そういうと梓は静かに俺の家から出て行った

棗「はぁ...何してんだ俺は」

そう呟きながら俺はゆっくりとソファに腰かかった

椿梓(猫)「にゃ～にゃ～...」

するといきなり椿と梓は珍しく俺の膝なんかに乗って甘えてきた

棗「ん？どうした、お前ら。いつもは腹空かした以外はよってこないくせに(苦笑」

椿梓「にゃ～...」

棗「心配してくれてるのか？」

椿梓「にゃーー！」

棗「...そうかそうか(笑)ありがとな」

そう言いながら椿と梓の頭を撫でまわすと2匹とも気持ちよさそうにして、俺の膝で寝てしまった。

棗「...猫に心配されるなんて情けないな(苦笑」

本当にどうしたら良いのか...未だに何故Aが俺に対して失恋したのか分からない。

いつ、どういう状況でそう思わせたのか。けど、そう思われるようなことを他の女性と仲を交わしたことも無かったはずだ。

いや...「交わせなかった」と言った方が良いのか...。

だってあいつは……

人生で初めて自分を本気にさした女性だったのに。