本日ハ雲天ナリ・・・65 ページ19
sideA
それから、薬研さんに、
薬研「・・・大将にさん付けなんて似合わねえよ」
と、バッサリ言われたので、
安定同様に、『薬研』と呼ぶことにした。
・・・
そして、私はふと、この本丸に来てから一番心配していたことを聞く。
__
『・・・あの・・・・・・、皆さん、ご飯とかお風呂はどうしてるんですか』
・・・少しの沈黙の後、
清光「・・・え、えっと〜・・・最後にご飯食べたの、いつだっけ・・・?」
安定「・・・僕たち刀剣だから、食べなくても困らないだろって・・・前任が食べさせてくれなかったんだよ。」
山姥切「・・・だから一年か二年は食事をしていないな。」
彼らの話によれば、
食事や睡眠自体はしなくても基本大丈夫らしいが、
普通にお腹はすくらしい。
・・・では何故食べさせなかった前任よ。
そしてお風呂も、手入れさえすれば必要ないと、入ったことすらない刀剣男士もいるらしい。
__私は久々に、他人に対しての怒りを感じた。
『・・・・・・そうですか。』
そう私は冷たく言い放つ。
・・・勿論、今は亡き前任に対してだが。
私の感情が伝わったのか、
私の顔を見た彼らは明らかに顔を強ばらせた。
薬研「・・・た、大将?」
『・・・・・・・・・薬研、』
薬研「・・・は、・・・はい・・・」
あのクールで大人びた雰囲気の薬研でさえ、敬語になっている。
一体どんな顔してるんだ私は。
『・・・この本丸で、炊事を主に行っていた刀剣を教えてください。』
薬研「え、・・・っと、燭台切と歌仙・・・だな。」
『分かりました、ありがとうございます。・・・・・・少しやることが出来たので、私はこれで失礼します。』
そう言って私はまず、伊達の部屋に向かう。
_______________________
・・・
一方その頃、取り残された刀剣男士達は・・・
清光「な、・・・何あれ何あれ!・・・主めっちゃ怖かったんだけど?!」
山姥切「・・・物凄く・・・・・・怒ってた、な・・・?」
安定「・・・なんか負のオーラ纏ってたよ絶対。」
薬研「・・・・・・心臓がヒュッてなった・・・。」
その後その場で、
「戻ってきた主に一番最初に話しかける係ジャンケン」
が開催されたとかされてないとか・・・。
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よぺ(プロフ) - 鳳李千歳さん» 私ももう趣味の一環として書いているので、全然苦ではないですよ(笑)。楽しんでいただけているのなら、本望です(*^^*)。まあ、程々に頑張ります! (2020年3月27日 18時) (レス) id: e6cb5ae321 (このIDを非表示/違反報告)
鳳李千歳(プロフ) - やはりとても面白いですが、無理はしないで下さいね? (2020年3月27日 13時) (レス) id: 94a41c4f40 (このIDを非表示/違反報告)
よぺ(プロフ) - 鳳李千歳さん» わああ!ありがとうございます┏○┓。そうですね、結構序盤で長めに使ってしまったので、伊達のお話が終わったら、長谷部くんとかの絡みを作りたいと思います!千歳さんの小説が出来たら読んでみたいですね!ご意見ありがとうございます! (2020年3月27日 7時) (レス) id: e6cb5ae321 (このIDを非表示/違反報告)
鳳李千歳(プロフ) - とても面白かったです!一期か、へしべ(圧し切り長谷部)、亀甲と夢主ちゃんの絡みがほしい…。というか夢主ちゃんとっても可愛いです!!僕もこんな小説書けるようになりたいです!尊敬しました!ぜひ体調に気を付け頑張ってください!!!応援してます! (2020年3月27日 3時) (レス) id: 94a41c4f40 (このIDを非表示/違反報告)
よぺ(プロフ) - Λさん» ありがとうございます!そう言って頂けてとっても嬉しいです(*´ω`*)。完結までは頑張りたいと思いますので、これからもよろしくお願いします! (2020年3月26日 19時) (レス) id: 737a10364d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よぺ | 作成日時:2020年3月24日 9時