家に帰ったら推しに剣を向けられたんですが (ページ33)

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番外編1 ページ33

｢アルハイゼン、私のために色々ありがとう。まさか戸籍まで貰えちゃうなんて思ってなかった。それに、ナヒーダちゃんにまで会えちゃうし、ビックリした。｣

｢俺がしたくてやったことだ、構わない。…別に会う必要はなかったんだが、クラクサナリデビ様が君に会いたいと言っていたから。…それに、君も会っておいて損は無いだろう。顔は広い方がいい。｣

｢う〜ん、私のことをめちゃくちゃ考えてくれてるアルハイゼン愛しかないな。大好き。｣

｢そうか。｣

まさか、草神じきじきに存在を認められ、滞在の許可を貰い、更には戸籍まで頂けてしまえるとは…。元いた国では絶対にありえない待遇で、有難い限りである。

｢あ。｣

｢どうした。｣

｢私、戸籍貰えるってことは働けるんだよね！わ〜！何しようかな！｣

アルハイゼンの顔が未だかつて無いくらいに怒りに満ちた表情になった瞬間だった。

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