家に帰ったら推しに剣を向けられたんですが (ページ21)

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第21話ページ21

｢はぁ〜！食べた！！！！美味しかったァ！やっぱり焼肉っていいなぁ〜！｣

｢君はよく食べるな。｣

｢白米4杯食べてたアルハイゼンに言われたくないんだけど！｣

｢男はあれくらい普通だ。｣

｢絶対嘘。｣

焼肉を充分楽しんで満腹になった体で街をゆるりと歩く。サンサンと輝く太陽は暖かく私たちを照らしていて眩しかった。

｢こんなに天気が良い日は日向ぼっこに限るなぁ〜…。｣

｢あぁ、家に帰って昼寝でもするか。｣

｢えぇ〜ご飯食べた後に贅沢じゃないかなぁ〜。｣

｢たまには贅沢もいいだろう。｣

｢それもそっか！私普段頑張ってるもんね〜！ご褒美ご褒美！｣

そうと決まれば、はやく家に帰って昼寝しちゃおう！と彼の腕を引いて走り出すと、少し驚いた顔をしながら、そんなに焦る必要は無い、時間はある。と窘められるが、私が床だと固くて寝れないかなと考え出すと、諦めたように1つため息をついて、毛布でも下に引けばいいと提案してくれる彼が大好きだ。