恋の草原核は果たして開花するのか (ページ18)

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第18話ページ18

｢…ふむ、俺はどうしたら君のその寂しい気持ちを拭うことが出来る？｣

ピタリと歩みを止めた彼の顔を見ると、いつもと変わらない真顔で私を見ていた。

｢え〜っと、次の会う日を、決めるとか…？｣

｢曖昧だな。｣

｢私も分からないよこの解決法！｣

今まで友達らしい友達が居なくて、こうやって遊んだ後の寂しさを感じるなんてなかなか無くて、だからそれの解決方法なんて、さーっと思いつかないよ。と自分で思っててちょっと泣けてくる。

｢…まぁいい、30日なら空いている。君はどうだ。｣

｢30日…は……。私も空いてる…かな。｣

｢なら30日にまた会おう。｣

彼はまたちょっと考え込んだ後、30日なら空いてると教えてくれる。いっつもなんだかんだ期間が2週間、下手したら1ヶ月は空いてたから、こんにすぐ会えるのを知った私は驚いて彼の顔をガン見する。

｢いいの？｣

｢ダメなら言っていない。｣

｢そうだよね…うん！30日にまた逢おう！｣

アルハイゼンと次に会う約束を取りつけることが出来たのがすごく嬉しくて、自分でも分かるくらいにテンションが上がって笑顔になる。