五霊目 ページ6
syp「そういや、何でここにいるんすか？もう12時だし、親とか心配しません？」
当たり前かのようにショッピ君が話しかけてくる。
何が目的やねん…。
『作文用紙を忘れたんです。それと、親はどっちもいません。単身赴任と海外出張で。』
そう言うと、ふ〜ん。とだけ返した。
syp「それにしても、作文用紙は見当たりませんね。」
『えっと、それは…』
鬱とゾムに出会い、そのまんま渡したことを説明すると…
syp「はぁ…大先生に見つかるとは災難ですね。ところで、こっから帰れると思ってるんですか？」
ふぇ？
『え？帰れないの？』
そう言うと、彼は妖美に笑い、
syp「俺、気に入った物は離さない系なんですよ。まあ、今日は見逃してあげますが。」
と言った。
うそ〜ん。
しかも、と更に繋げる。
syp「怪異を見たものは、生きて帰れはしないんすよ。」
あぁ…どうしようもなくね？
syp「つまり、言いたい事は…俺は見逃しますが、俺以外の奴らは…どうでしょうね？例えば…こんな風に。」
何故か私は屋上にいて、目の前には金髪水色の怪異が…
そして、ショッピ君は居なくなっていた。
え？てか…屋上って近寄ったら駄目だとか言ってなかったか？ゾムが。
？「何や？客か。その顔はショッピ君にでも案内されたんやろ！珍しいな。あ、俺はコネシマ！第七怪異な！」
そう陽気に話す彼は、コネシマと言うらしい。
七番目は確か…
家族を大事にしているか問われるやつ。
『どうも。ショッピ君とやらに嵌められました。』
kn「ショッピ君は気に入った奴を俺の元に連れてくるんよ。そんじゃ、本題や。知っとると思うけど、俺は家族を大事にしてるか確かめる怪異や！俺の概念は家族が居なかったらしいからな。」
概念？どういうこっちゃ。
kn「と言う事で、質問…と行きたいとこやけど、面倒やから調べさせてもらうで。」
そう言って、彼は私の手に触れる。
『何で触るんですか。』
kn「スマンな…調べるのには触れる必要があるんよっと…結果が出たわ。」
コネシマは少し沈黙する。
そして結果を口にする。
大切にしてる筈なんだけどなぁ…
kn「いやぁ…凄いことになっとるで。…可哀想やな。あんた。」
急に、彼は私に対して同情してきた。
『いや、何がです？』
kn「アンタ、親に捨てられとるよ。父親は単身赴任を装い別の女と結婚、母親は海外出張で別の男と夜遊び、そのまんま駆け落ちやな。…もう二人共戻ってこんよ。」
…はぁ。
何か、急に何かが冷めた気がした。
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いちごおしちゃん☆(プロフ) - えぇー！？なんでこんな神作なのに終わっちゃってるんですか！？もっと見たいのに……！もう来ないんだろうけど待ってますね……！！ (7月18日 21時) (
レス) @page36 id: 44c7a03b53 (このIDを非表示/違反報告)
要らない子(天葉) - ん"ん"ｯｯまた読みに戻って来ちゃった☆ ここの神作が好き過ぎて……ｸﾞﾍｸﾞﾌｯ (2020年12月3日 0時) (レス) id: cc7660b0c0 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - ルマさん» 神ではないです。更新頑張りますね！コメントありがとうございます (2020年4月30日 8時) (レス) id: 64ec12ca01 (このIDを非表示/違反報告)
ルマ - 神っすね！更新頑張ってください！楽しみにしてます (2020年4月29日 20時) (レス) id: f6ab2b6d1a (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - おっど#sakuraさん» あ、ありがとうございます！(わーいリクエストだ！)了解しました！近い内に書き上げますね！ (2020年4月23日 7時) (レス) id: 1546390b18 (このIDを非表示/違反報告)
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