四十八話 ページ48
『ドリバー追加で三人分お願いします。』
そしてドリバーのグラスを三人分取り、コーヒーを泡立てて、コーラ、烏龍茶、紅茶、麦茶を入れる。
ちょっと前に誰かに教えた気がするわ。
おまけにメロンソーダを入れる。
グラスいっぱいの茶色、上には汚い泡が乗っているドリンクの完成です。
「え、ちょっとAちゃん？それはなんですかね……？」
「三人分って誰の分めう……？」
「それはコーラだと信じたいんだけど……。」
『さっき皆がジュースばっかり飲んでずるいって言うからさ、ジュース持ってきたんやけど？』
満面の笑みで笑ってやる。
「おぅ……俺の分なくて良かった。」
存在感が薄れていたロボロが青い顔して胸を撫で下ろす。
胸を撫で下ろせない人達もいるみたいですがね。
「グラスいっぱいに入ってるんだけど？」
『飲むよね？』
「いや、その……」
『飲むよね？(圧)』
「「「飲みます！」」」
三人ともいい返事ですね。
因みにこのドリンク、私は飲み過ぎて慣れました。
美味しい訳では無いけど。
恐る恐る口に運ぶ三人。
『一気に飲んだ方が幸せやで？』
決意したのは大先生。一気に飲み干す。
そして……
「！？」
急いでミートソースパスタを口に運ぶ。
それを見て大笑いするゾム。楽しそうで何より。
「凄いなコレ！大先生が自分でパスタ食ってくで！」
「どんだけ不味いんやろ……」
『二人の分も欲しいですかね？』
「「遠慮しとくわ。」」
残念。
そして次にひとらんが飲み干す。
凄く眉間にしわ寄せてます。
「何……入れたのコレ……絆創膏みたいな味する。」
こちらも急いでパスタを口にする。
その感想を聞いてしまったオスマンはグラスと睨めっこ。
「そんなにヤバいん？」
「アカンでコレは……メロンソーダと烏龍茶混ぜたやつの比にならんわ。一気飲みした方がマシ……まだ口に残るぅ。」
涙目の大先生。
面白いなコレ。
いつか総統に飲ませてやりたい。
……って、総統との接触は比較的避けないと。
考えてる内にオスマンも飲み干したようだ。
「コーヒー！？何この泡……めっちゃ気持ち悪い。濃厚なんやけど……」
全員男梅みたいな顔してますね。
「エグイな……」
「てか、これ不味いって知っとるって事はA、飲んだ事あるんか？」
『そりゃもちろん。史上最低の傑作だと思う。』
「言ってる事が矛盾しとるやん……」
食害ーズと呑気に話している間、被害者共ほずっと恨めしそうにこちらを見ていた。
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階梯(プロフ) - キャスさん» お恥ずかしい……ご指摘ありがとうございます！ (2020年5月12日 8時) (
レス) id: 64ec12ca01 (このIDを非表示/違反報告)
キャス - 面白いです！それと、25話非公開になってません？勘違いだったらすみません！ (2020年5月12日 1時) (レス) id: 45eedb7288 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - こたつ丸さん» 二十五度位には保てなかったのでグッピー死にますね。更新頑張ります！ (2020年5月3日 16時) (レス) id: 64ec12ca01 (このIDを非表示/違反報告)
こたつ丸 - 前作との温度差でグッピー死ぬわ！更新頑張ってくだちゃ (2020年5月3日 13時) (レス) id: 5f1e89c35b (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - トドルゴンさん» 前作と差が激しいです。高低差で泣けますよね(((おい (2020年4月27日 14時) (レス) id: 1546390b18 (このIDを非表示/違反報告)
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