五話 ページ5
…そんな信頼しちゃって。
なんか嬉しいけど。
『あ、私が嫌なら帰りますよ？パン買いに行かんと。』
そう言って帰ろうとすると、
「ちょっと待って！」
誰かに手を掴まれる。
ゾムか？チーノか？
そう思い振り返ると。
『えっと…ショッピ、さん？』
ショッピ君が掴んでいた。
なんでですかねぇ！？
「その…一緒に食べて下さい。…チーノがあんな気に入るなんて珍しいですし。」
『いや…別にいいけど。ね。ほら、他の人がさ。』
「別にいいゾ。」
そうとうさん！？
「と言う訳なんで。」
そうして、今に戻る。
…
「まだあるで？」
『あ、ホンマに。食べたい。もっきゅもっきゅ。』
ゾムに沢山のパンで食害されているけど、まぁ慣れてたし…
久しぶりだし…いいかな？なんて。
「いいんちょ頑張ってますねー。」
『ゾム。チーノ腹減ったってよ。』
いつの間にかゾムとは親しくなってしまった。
「せか！ほらチーノ！あるで？」
そう言ってチーノの口にパンを突っ込む。
「もご…いいんちょ…許しませんよ…！？」
ちなみに、今でもコネさんとマンちゃんとひとらんと、シャオちゃんに睨まれてるが知らない。
『あ、もうそろそろだ。』
チーノの懐中時計をちらっと見て、時間を確認する。
「え？なんかあるんすか？」
いや…
『ちょっとね。さぁ急がねばー。』
そう言って私は逃げるように屋上を出ていった。
にしても、どうしようなぁ…
生徒会と関わってしまった。
記憶取り戻したら重たくなる事確定だからなぁ…
「あ！いいんちょ！もうそんな時間？」
廊下を走り回っていると七海ちゃんに話し掛けられる。
『うん。』
「お疲れ様。行ってらっしゃい。」
さて、急いで校門を飛び越え、外に出る。
そう、バイトで忙しいのだ。
ブラックなんだよ！
その時私は気づかなかった。
赤いペンダントを落としたことに。
「おい。何やったんやアイツ。」
「なんやシッマ。すぐに女やからって怪しむのは最低やで？」
「にしても、委員長…やっけ？可愛い人やったな。」
「童貞の癖によく大口叩けんな。ロボロ。」
「うるさいわ！」
「…ん？このペンダント。なんか見覚えあんな…」
「…！？トントン何言うとるん？デジャブちゃう？」
「せやな。委員長さんの落し物やろから、午後に届けたろ。」
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階梯(プロフ) - キャスさん» お恥ずかしい……ご指摘ありがとうございます！ (2020年5月12日 8時) (
レス) id: 64ec12ca01 (このIDを非表示/違反報告)
キャス - 面白いです！それと、25話非公開になってません？勘違いだったらすみません！ (2020年5月12日 1時) (レス) id: 45eedb7288 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - こたつ丸さん» 二十五度位には保てなかったのでグッピー死にますね。更新頑張ります！ (2020年5月3日 16時) (レス) id: 64ec12ca01 (このIDを非表示/違反報告)
こたつ丸 - 前作との温度差でグッピー死ぬわ！更新頑張ってくだちゃ (2020年5月3日 13時) (レス) id: 5f1e89c35b (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - トドルゴンさん» 前作と差が激しいです。高低差で泣けますよね(((おい (2020年4月27日 14時) (レス) id: 1546390b18 (このIDを非表示/違反報告)
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