三十三話 ページ33
「ちょっと！？A！A！？」
『どうしたの。』
「Aを呼んでる！イケメン2人が！」
あ、そっか。
一般人から見たらアイツらはイケメンか。
『はいはい。そのイケメンは青いのと茶髪で合ってる？』
「そう！ついにAにも彼氏が…二股は良くないけど。」
『違うからね？ただの昔ちょっと仲良かった奴ら。』
遠い昔ね。
「なーんだ。まぁいいや。行ってらっしゃい！」
『行ってきます。』
鞄を持って、玄関の扉を開ける。
「A！」
「昨日言った通り迎えに来ためう。」
『じゃあ行こか。』
……
途中でひとらんの前を通り過ぎたが、二人と話していたため乱入はマズいと感じたらしく、来ることは無かった。
良かった。
「そう言えばあの綺麗な人お姉さん？」
『うん。留学延期になって帰ってきちゃったそうだよ。』
「へー。つまり大学生？」
『あ、うん。……どこ大だっけな？確かE大だっけ？』
すると、驚いた表情でこちらを見る大先生。
「待って…E大ってさ、その…英、露、中国語話すことが入学に必須で、入試バリムズい所？」
あ、そんなところだったんだ姉ちゃん。
『そうなんだ。』
「少しはお姉さんに興味持ったげて…」
『こっちは姉ちゃんに前世バレないようにする事で忙しかったんだよ。』
「「あー。」」
納得する二人。
『つかもう学校か…忙しくなるぞー。』
テスト前は朝から部活があるからね…
そうじゃないと捌ききれない。
「何かよく分からんけど頑張ってな。」
「じゃあまたー。」
『あ！そうだ。コレ。』
印刷したポスターを2人に手渡す。
『適当に配ったり貼っといてくれる？君らなら人集まるでしょ。』
「…えー。まぁええよ。」
「一応できる限りは貼っとくわ。」
二人とも引き受けてくれるようだ。
『ありがとう。じゃあ！』
こうして私は部室に引き篭るのだった。
ポスターをしっかり貼ってくれてるならもうそろそろ来る筈…。
「…いいんちょー！おはようございます！」
チーノの方が早かった。
『…アンタ勉強しなよ。』
「まだ大丈夫です！それに、あれや、委員長が横で解説しとんの聞いた方が勉強になるし。」
『そうだけど…』
私は机を引っ張ってチーノの前に置く。
(部室の中は机が二つしかないです。)
広い割には机無いなこの部室…
元がかるた部だったから仕方ない気もするけど。
『じゃあ、人来るまで教えたる。数学開いて。』
「やったー！」
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階梯(プロフ) - キャスさん» お恥ずかしい……ご指摘ありがとうございます！ (2020年5月12日 8時) (
レス) id: 64ec12ca01 (このIDを非表示/違反報告)
キャス - 面白いです！それと、25話非公開になってません？勘違いだったらすみません！ (2020年5月12日 1時) (レス) id: 45eedb7288 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - こたつ丸さん» 二十五度位には保てなかったのでグッピー死にますね。更新頑張ります！ (2020年5月3日 16時) (レス) id: 64ec12ca01 (このIDを非表示/違反報告)
こたつ丸 - 前作との温度差でグッピー死ぬわ！更新頑張ってくだちゃ (2020年5月3日 13時) (レス) id: 5f1e89c35b (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - トドルゴンさん» 前作と差が激しいです。高低差で泣けますよね(((おい (2020年4月27日 14時) (レス) id: 1546390b18 (このIDを非表示/違反報告)
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