二十四話 ページ24
「なぁなぁ。ところでなんで俺ら連れてきたん？」
コネさんが小声で聞いてくる。
『いざと言う時に人質にする為だが？』
生き残るにはこうでもしないと…(※見つかったら死と同等だと考えてます。)
「んな物騒な…確かにトントン辺りが要求に応じそうやな…」
「シッマとかならショッピ君が助けてくれそうじゃない？」
「無理やろ…。」
すると、誰かの気配を察知した。
『黙って。誰か来た。』
…どうやらオスマンらしい。
気配がそれ。
「あ、クラレ先生。…A知らん？」
「あぁ、A君？ちょっと前に渡り廊下走ってたよ？生徒会の呼び出し無視したのかい？」
「そうそう。グルッペンが気に入っちゃってな…渡り廊下な！ありがとめうー。」
そうしてオスマンは去っていった。
「ここで芋っとったら絶対にバレんのでは？」
ゾムさん。甘いっすよ。
『まぁもうそろそろ来るだろ。』
「いや、何が？」
噂をすればやってきた。
急いで近くの木箱の中に三人を突っ込み、私はその後ろに隠れる。
「ちょ！？狭い！」
『黙れ。ロボロお手製のロボットが来る。』
「何それ！？俺ら仲良くなって5年位経つんやけどそんなん初めて知ったわ…」
マブダチのシャオロンにも知らない事があるんですね。
『…来た。これでバレたら私お前らの半裸写真親衛隊に撒くからな？』
「何でそんなもん持っとんねん…」
『ゾム、世の中には知らない方がいい事もあるんだぜ。』
「気味悪。」
引くな。
『兄さんてぃーちゃーから報酬に貰った。私そういうの好きじゃないから要らないんだよね…でも親衛隊から1万で買い取るって言われてるしさ。』
「渡すなよ！？」
叫ぶなコラ。
『渡さない渡さない。渡した後何に使われるか想像すると私、ドン引きするもん。』
生憎そういう趣味は持ってないです。
「はぁ…良かったわ…」
「良かったちゃうわ！つかシッマお前面積取りすぎや！」
「あぁん？ゾムこそお前フードでかさばるねん！その服やめぇ！」
お、おぅ…内ゲバしだしたよ…
「シッマ…あんまそんな事言うと食害やで？」
「えっ…シャオロンが言ってました！」
「シッマァ！てめぇ何言ってるん！？」
『てめぇらな…ちょっとは黙れや。』
てか、気づいたらシャオロンとも仲良くなってるんですが…？
ま。まぁ！？思い出させなきゃいいだけですし！？
「これさ…つまり僕らがAを隠すのに協力せんとあかんってこと？」
『ゾムソン君ご名答。そういう事だよ。私の方が上なのだ。』
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階梯(プロフ) - キャスさん» お恥ずかしい……ご指摘ありがとうございます！ (2020年5月12日 8時) (
レス) id: 64ec12ca01 (このIDを非表示/違反報告)
キャス - 面白いです！それと、25話非公開になってません？勘違いだったらすみません！ (2020年5月12日 1時) (レス) id: 45eedb7288 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - こたつ丸さん» 二十五度位には保てなかったのでグッピー死にますね。更新頑張ります！ (2020年5月3日 16時) (レス) id: 64ec12ca01 (このIDを非表示/違反報告)
こたつ丸 - 前作との温度差でグッピー死ぬわ！更新頑張ってくだちゃ (2020年5月3日 13時) (レス) id: 5f1e89c35b (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - トドルゴンさん» 前作と差が激しいです。高低差で泣けますよね(((おい (2020年4月27日 14時) (レス) id: 1546390b18 (このIDを非表示/違反報告)
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