七話 ページ8
ゾムは一直線に私の首を狙って走ってくる。
それを避けて、受け流す。
そして、木剣を振ってくる。それを私も剣で受け、勢いを流す。
うわぁ…面倒。
防戦一方の私を見て、煽ってくるゾム。
zm「防戦一方やんけw」
『攻撃とか面倒じゃない？』
私が平然な顔で答えると、少しゾムが剣に力を更に入れている。
そして、時々ナイフを投げて、首を狙いにくる。
めちゃくちゃ強いじゃん。
ナイフを避けて、徐々に強くなって行く剣を捌いていくと、ゾムは少し焦っていた。
zm「俺そこそこ本気なんやけど…」
『へ〜。私は本気じゃないよ〜？』
また、平然な顔で言うと、
zm「勝負つけたる！」
そう言ってさっきより力がかなり強く、三倍くらいかな？なった剣で斬りかかる。
『ゾム滅茶苦茶強いね〜。』
そう言うとゾムは笑いながら、
zm「一国の女王さんがコレは化物ちゃうか？」
酷え…
相変わらず防戦一方になっている私にゾムがある事を言う。
zm「なぁなぁ、今から攻撃して俺に勝ったら美味い飯奢ったるで。」
…美味しい、ご飯？
だったらやるしかないやん。
闘志に燃える私は、
『ええよ。とびっきり美味しいの貰うわ。』
地面を大きく踏み込んで、ゾム周りを駆け回る。
そして、足を引っ掛けゴムナイフで無理矢理パーカーの袖を地面と結合し、木剣をゾムの首に当てる。
そうするとゾムは
zm「降参や…」
そう言ったので、木剣を外し、パーカーの袖も解放してやると、コネシマとシャオロンが近寄ってきた。
kn「やべぇ…」
sho「すげぇ…」
語彙力失ってる。
そして、更にトントンがやってきて。
tn「まさかゾム倒すとは思わんかった…急にやる気出したけど、ゾム何いったん？」
トントンが聞くと、笑顔でゾムは、
zm「俺に勝ったら美味い飯奢るって言ったんやけど。…滅茶苦茶強いやんけ！！！いやぁ…急に本気出したときはめっちゃゾクゾクしたで！！！」
と言う。
ん？
『別に本気は出してないけど。』
そう言うと、全員に驚かれた。
zm「嘘やろ！？」
kn「どう見てもガチやったやんけ！」
sho「恐ろしいわ…」
tn「女王様滅茶苦茶強いやん…一人で戦争できるで？」
『私やる気出しただけなんで〜。』
zm「いや、めっちゃ凄いやん！！！俺めっちゃAのこと気に入ったわ！！！今度沢山飯奢ったるわ！」
『ど〜も。』
その時、三人が哀れな目で私を見ていたのは気づかなかった。
tn「そんじゃあ次は射撃や。射撃場に行こか。」
そうして、トントンの後ろをついていくのだった。
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階梯(プロフ) - あ、あ、ありがとうございます….！色々頑張って伏線(？)を貼ってます。続編の更新も頑張ります！ (2020年4月18日 18時) (
レス) id: 1546390b18 (このIDを非表示/違反報告)
病夜(プロフ) - ついに続編ですか！おめでとうございます！私的に、聖国について気になるところですね、。感情で目の色が変わるとか女王的な一面もあって面白いです！続編でも無理のないように更新してくれると嬉しいです！ (2020年4月18日 16時) (レス) id: ff1f7a7f36 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - しおりんさん» ありがとうございます！亀更新ですが頑張ります！ (2020年2月21日 18時) (レス) id: 98e981bcd0 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - お、おも、面白すぎるッ、神様ッ続きも頑張ってください(≧▽≦) (2020年2月21日 17時) (レス) id: 521a219ebb (このIDを非表示/違反報告)
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