四十三話 ページ45
gr「よくそんな事言えるな…」
『事実ですもの。』
こうやって話していると、
rb「これで、新任式は終わりや。Aは何処にでも出るから、質問したいならそこら辺うろつくとええで。」
新任式が終わってしまった。
よかった。何も無くて。
『さて、もう面倒だからゴロゴロしてゲームする。』
gr「少しは俺の書類とかしてみないか？」
『自分でやりなよ…机に隠してるクッキー全部食べるよ？』
gr「自分でやります。」
んふふ。と笑い、私は席を立って第二訓練所に向かう。
拳銃に触りたいだけと言う野心を潜めながら。
第二訓練所に着くと、ショッピ君が熱心に練習していた。
そして、私を見る兵士たち。
「あ、あの！A様ですよね？その…お聞きしたい事が…。」
お、おう。様って呼ばれると違う人(いや、同じ人だけど)が出てくるなぁ。
『どうしたん？』
「その！先の戦争での化け物を、剣で一刀両断したと聞いたのですが…一体どうやって…？」
すると、その話に興味があるのか、ショッピ君まで練習を中断し、近寄ってきた。
syp「なんすかそれ。初めて聞きました。…で、どうやったんすか？」
『え、普通にバーンっ！て？』
syp「いや、それ人には出来ないですよ？」
あ…あの時は人じゃないから、力の加減違う。
ま、まぁ、剣の扱い方教えればいいね。うん。
『えっと…切る時に少し斜めにするの。角度難しいけど。そうすると少しだけ切りやすくなるから…後はゴリ押しで。』
「そうなんですね！ありがとうございます！」
さて、質問も答えた事だし、スナイパーライフルを使いたい。
訓練所に置いてあるスナイパーを取り、一番長い2500mの所に立つ。
『風向きに、地球の自転に銃口の方向…これでいっか。』
そうしてトリガーを引く。
パァン！と勢いのある音がして。
真ん中より数ミリズレてしまった…
『大失敗。』
syp「どれが失敗っすか…。」
ショッピが的を見て溜息をつく。
『今の人だったら絶対に心臓じゃない。絶対殺せない。』
syp「そうですけど…2500mなんてもう誰も使わないのに…なんであんな小さな的に当たるんすかね…」
呆れ顔のショッピ君。
『別に計算すればギリギリできると思う。…やっぱり心臓に命中しなかったのはキツい。』
syp「はぁ…もう凄いとしか言いようが無いです。」
そう言って、彼はまた他の的に行ってしまった。
『うーん…書類貰いにくか。』
そして私は銃を置き、執務室に向かうのだった。
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階梯(プロフ) - あ、あ、ありがとうございます….！色々頑張って伏線(？)を貼ってます。続編の更新も頑張ります！ (2020年4月18日 18時) (
レス) id: 1546390b18 (このIDを非表示/違反報告)
病夜(プロフ) - ついに続編ですか！おめでとうございます！私的に、聖国について気になるところですね、。感情で目の色が変わるとか女王的な一面もあって面白いです！続編でも無理のないように更新してくれると嬉しいです！ (2020年4月18日 16時) (レス) id: ff1f7a7f36 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - しおりんさん» ありがとうございます！亀更新ですが頑張ります！ (2020年2月21日 18時) (レス) id: 98e981bcd0 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - お、おも、面白すぎるッ、神様ッ続きも頑張ってください(≧▽≦) (2020年2月21日 17時) (レス) id: 521a219ebb (このIDを非表示/違反報告)
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