三十七話 ページ38
『ショッピくーん！』
まだ自陣に居るショッピ君。
大先生はどこ行ったんだ？
syp「あ、おかえりなさい。そっちの人は？」
『あーうん。怒らないであげてね。』
そう言ってアーサーに目配せする。
as「えっと、アーサーと申します。…その、本当にさっきはすみません。」
syp「さっき？」
そっか、姿が凄い変わってるし分かんないかぁ…
『えっと…ほんとに怒ったらダメだよ？』
syp「怒りません。」
ほんとに？
『ほら、さっきの改造人間。』
syp「はぁ！？」
ショッピ君は怒りと言うより困惑と驚きの声で叫ぶ。
珍しく声量が大きいなぁ…
as「えっと…本当に、本当にすみません。やはり俺は居ない方が…」
ショッピ君は首を振る。
syp「大丈夫っす。怪我してませんし。逆に逃がしてくれてありがとうございます。」
『あ、そうそう。一応言っとくと、この子はね、施設に入れられそうになって、必死に拒否したんだけど、両親を殺されて、来ないと妹も同じ目に遭わせるぞって脅され、仕方なく施設に入った子なんだ。』
すると、アーサーは暗い顔をする。
ごめんね。
syp「そうなんすか…。えっと、大丈夫でした？って大丈夫だったら戦争に出ませんもんね。」
as「そんな、大丈夫です。俺なんか…」
『ふー。仲良くなれて幸いだよ。因みにその子、うちの幹部になったんだ。』
当たり前のように告げると、さらに驚かれる。
syp「サラッと自分の国の幹部の勧誘もしてたんすか！？」
『元々その予定だった。』
あ、思い出した。ぴくとに文句言わないと。
ま、後でいっか。
『ねーショッピ君。もう一走りしてくるから、その子の面倒見といてくれない？…アーサーもそれでいい？…ごめんね。ホントは連れて来たいんだけど傷だらけでしょ。』
syp「あ、別に俺は大丈夫っす。」
as「俺も大丈夫です。」
ん。なら頼んだ。
私はブラッドを番犬代わり…と言っては何だけど、アーサーを守るよう指示する。
『それじゃ、行ってきます。』
私は勢いよく地面を蹴り、走り出す。
『幹部の皆軍をまとめてる…すげぇ。』
シッマもシャオロンも…
その人達の邪魔をしないように心掛けながら敵兵を切っていく。
すると後ろから、
zm「ようやく見つけたで！てか、カッコヤバない？」
『失礼な。』
ゾムが来た。
確かに今の私の服は、白のワンピースに鎖が巻かれてる服だけど。
『ゾムは部隊纏めなくていいの？』
zm「俺らのとこは暗殺やから、個人で動くで。」
『ん。じゃあ背中を預ける。』
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階梯(プロフ) - あ、あ、ありがとうございます….！色々頑張って伏線(？)を貼ってます。続編の更新も頑張ります！ (2020年4月18日 18時) (
レス) id: 1546390b18 (このIDを非表示/違反報告)
病夜(プロフ) - ついに続編ですか！おめでとうございます！私的に、聖国について気になるところですね、。感情で目の色が変わるとか女王的な一面もあって面白いです！続編でも無理のないように更新してくれると嬉しいです！ (2020年4月18日 16時) (レス) id: ff1f7a7f36 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - しおりんさん» ありがとうございます！亀更新ですが頑張ります！ (2020年2月21日 18時) (レス) id: 98e981bcd0 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - お、おも、面白すぎるッ、神様ッ続きも頑張ってください(≧▽≦) (2020年2月21日 17時) (レス) id: 521a219ebb (このIDを非表示/違反報告)
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