二十三話 ページ24
『が、何処から道具手に入れたのか、政府は実験を続行。そして、当初は"ずっと幸せでいられる"人間と言うものだったが、今ではただの強化人間。痛覚が遮断され、恐怖心が消え失せ、理性が無くなった。それにより、人間が理性や恐怖で抑えられていた真の力が容易く解放できる人間となった様。……因みに、改造人間二体でこの国の幹部に相当すると計算。』
言い終わると、どよめきが訪れる。
色々突っ込みどころ多いもんね。
すると、ゾムが手を上げる。
グルッペンが発言を許可すると、静かに口を開いた。
zm「最後の…幹部に匹敵するって、具体的に誰くらいなん?」
『それは人それぞれ。近接が得意なy-13型、遠距離が得意なx-54型、隠密、暗殺が得意なi-82型。……何より気を付けるべきは、人を喰らう人、n-999型。そいつは人の血肉を喰らうたびに身体能力が上昇する。最大まで上昇するには三十人分の血肉が必要で、最大まで上がった能力は…ゾムとトントンを足して互角ぐらいだろう。』
すると、更に大きなどよめきが訪れる。
余りこいつ等に言うべきでは無いから言わないけど、改造人間は、自らの意志で動いてる訳では無い。
そして、大先生が手を上げ、許可される。
ut「因みにソイツ等は何体いるの?」
『情報だと三十体ずつ。n-999型は5体。…まぁ、倒せるだろう。』
グルッペンが口を開く。
gr「ちょっと待て。」
『おけおけ。』
なんなん?
gr「九十五体だろ!?いける………のか?」
『最悪私が頑張る。安心してね〜。』
暫く倒れるけど、本気出せば殲滅は余裕だと思うな。
gr「それは無しだ。くれぐれも体には気をつけろよ。」
『過保護なんだから…』
gr「まぁ取り敢えず、大事な会議はここまでだ。後は質疑応答だな。」
すると皆が一斉に話す。
os「なんで改造人間の事そんな知っとるん?」
zm「楽しみやわ〜どんくらい強いか〜?」
kn「まぁ気を付ければいいんやろ。」
syp「油断しとったら殺られますよ?」
ut「俺のとこにあんま来てほしくないな…」
sho「せやなw大先生はガバるもんなw」
ut,kn「「うっさいわ!」」
大先生とコネシマ息ピッタリ!
あ、そう言えば…
『ねぇグルッペン?私用があるから帰っていい?』
gr「まぁ別にいいが…何の用だ?」
『秘密。……まぁ、悪い事はしてないよ。』
ただ、自国に凸りに行くだけだからね。
『それじゃ。あ、夕飯は軽くでいいから取っといてくれる?』
私は会議室のドアを開けて、用をこなす為に窓から外に出た。
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階梯(プロフ) - あ、あ、ありがとうございます….!色々頑張って伏線(?)を貼ってます。続編の更新も頑張ります! (2020年4月18日 18時) (レス) id: 1546390b18 (このIDを非表示/違反報告)
病夜(プロフ) - ついに続編ですか!おめでとうございます!私的に、聖国について気になるところですね、。感情で目の色が変わるとか女王的な一面もあって面白いです!続編でも無理のないように更新してくれると嬉しいです! (2020年4月18日 16時) (レス) id: ff1f7a7f36 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - しおりんさん» ありがとうございます!亀更新ですが頑張ります! (2020年2月21日 18時) (レス) id: 98e981bcd0 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - お、おも、面白すぎるッ、神様ッ続きも頑張ってください(≧▽≦) (2020年2月21日 17時) (レス) id: 521a219ebb (このIDを非表示/違反報告)
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