二話 ページ3
you Side
『ふわぁぁぁ…』
大きく欠伸をして、家の屋根で日向ぼっこをする。
にしても今日はいい天気だな〜。
少し街に行ってみるか。
私の家は、街外れの丘の上に建っている。
だから移動が面倒くさいのだ。
『面倒だけど、食料切らしてるし、行きますか〜。』
ぽわぽわとしながら持っている鞄に財布があるか確認し、
『よっ…と！』
家の屋根から飛び降りて着地。
そして、そのまま走り出す。
歩くなんて面倒なことする？普通。
そして、走り始めて早五分。
『着きましたわ〜。』
そうして、目当ての食料品と…うーん。アクセサリーでも買うか。
この2つの店を探して歩き出す。
人が多い城下町をキョロキョロしていると、
『ふぎゃ！』
「おい、ぶつかるなって。気を付けろよ。」
後ろから人にぶつかられた。
…財布、スられたなこれ。
鞄に手を突っ込む感覚があった。
なら、叫ぶしかない！
『スリだ〜！』
そう叫ぶと、みんなが道を開けてくれる。やっさし。
すると男が、
「気づかれたか…」
そう言って後ろを向く。
すると、男は何かにぶつかった。
前方不注意乙。
その間も私は滅茶苦茶頑張って走る。
「おい！邪魔だ！どけ！」
相手の顔が見えていないのか命令口調で叫ぶ男。
でも、残念。
その人…
gr「ほう…総統に向かってどけ。か？」
この国の総統ですよ？
「ひぃ！」
怯えている男に追いつき、私は一言。
『面倒くさいんではよ財布出せ。』
すると男は震えながら返してくれた。
『ど〜も。』
だが、あの珍しい人を見つけると欲しくなっちゃう総統サンは…
gr「お前…その運動神経、気に入ったゾ！」
『は？喧嘩売ってる？ナンパなら他所でどうぞ。』
あ…勢い余ってついタメで話してしまった。
ほら、トントン様怒ってますよ？
tn「一国の総統に対してタメ口って…ええ度胸やん？」
すると、グルッペンは笑いながら、
gr「その態度、ますます気に入ったゾ！」
そんな事をしていると、人が集まってくる。
これは不味い。
『も、申し訳ありません！！！ただ、命だけはどうか…』
すこーし頑張って、演技をする。
グルッペンにアイコンタクトをすると、ウインクで返してきた。
gr「ふむ…お前の処罰は城で決める。着いてこい。」
分かってますね…
『はい、分かりました…』
トントン様は私達の変わりっぷりに訳がわからないよう。
人気が無くなり、城に着く。
tn「アンタ。なんで急に態度変わったん？」
トントン様が気になった事を口に出す。
『騒ぎになるのが面倒だったから。』
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階梯(プロフ) - あ、あ、ありがとうございます….！色々頑張って伏線(？)を貼ってます。続編の更新も頑張ります！ (2020年4月18日 18時) (
レス) id: 1546390b18 (このIDを非表示/違反報告)
病夜(プロフ) - ついに続編ですか！おめでとうございます！私的に、聖国について気になるところですね、。感情で目の色が変わるとか女王的な一面もあって面白いです！続編でも無理のないように更新してくれると嬉しいです！ (2020年4月18日 16時) (レス) id: ff1f7a7f36 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - しおりんさん» ありがとうございます！亀更新ですが頑張ります！ (2020年2月21日 18時) (レス) id: 98e981bcd0 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - お、おも、面白すぎるッ、神様ッ続きも頑張ってください(≧▽≦) (2020年2月21日 17時) (レス) id: 521a219ebb (このIDを非表示/違反報告)
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