【wrwrd】一般人は総統の相棒！？【軍パロ】 (ページ13)

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戦争の始まりと＿＿＿＿ページ13

〜夢主視点〜
出国したのは良いが、α国の何処でやるんだ？
……僅かに気配がする。軍隊っぽいな。
w国の軍隊だったらついていくんだが。
少し木陰に隠れるか。
………見えた。あれはw国だな。
ついていくしかない！
統領を見に来てるが、こっちの顔がバレたらたまったものではない。
それこそ国際指名手配になってしまう。
久しぶりにかなり大きいサイズの黒パーカーを出す。
下の方は破れていて、フードは顔が影で全部隠れる程大きい。
これを着ればいいだろう。

そうして、w国の後を追う。

w国と接近してから数時間後、午後を回ったところだろうか？
戦争が、始まった。
流れ弾とか、気配を察知されるのはマズいので少し離れた所にある岩に隠れておくか。
総統が早くお出まししてくれるといいがな…
岩から少しだけ顔を出して、状況を見る。
…！誰かが近寄ってくるのでは無いか？
急いで気配を消す。
久しぶり過ぎてできているかよく分からないが。
一体誰が来たんだ？

　

それは、あの日助けてもらった、

緑パーカーだった。

そう言えば緑パーカー…ゾムだったか？は幹部だと言っていたな。

それより、何か様子がおかしくないか？
動かない、と言うか。動けない？
……血だらけじゃないか。
あんまり見られたくないが、あの日の恩を返すときだ。

顔を見られないように最新の注意を払いながら近付こうとするが、
緑パーカーは私の方に銃を向け、弱々しく口を開ける。
zm「何…やオマエ…近づいたら撃つ…で？」
困ったものだな…そんなに殺意のある目で私を見なくても…
『怪しいものでは…無いとは言えんが…あなたに助けてもらったことがあってな。その恩を返しに来た。』
嘘は言ってない。
だが、緑パーカーはまだ警戒している。当たり前だが。
その時だった。
恐らく敵軍の兵士がやって来たのだ。
「おっ！w国の幹部さんじゃないですかぁ？弱りかけてて…俺の為に死んでくれませんかぁ？」
いやみったらしい奴やなぁ…
私は一般人だから、緑パーカーに頼むしか無い。
……一般人？
フードを被って、顔を見られない筈なのに？
そう思うと、自然に口角が上がる。

『ゾムさん…でしたよね。そのまま休んでて。かなり重傷っぽいぞ。』

久々に暴れてみたい。その事しか考えられない。
zm「なん…で…俺の…名前…しっと…んねん。」
かなりやばくないか？今にも血を吐きそうになってるで？
『貴方が教えてくれたんですよ。』