バイト先の那須くん (ページ39)

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少し顔を赤らめながら確かに
私が好きだと言った

私の小さすぎる脳はパンク寸前

私が伝えようとしていたことを彼から言われたから

那須「浮所が羨ましかった」

「…飛貴？」

那須「うん。お互いが名前で呼びあってて仲良くていっつも笑顔で楽しそうで…
俺と違ってあいつはサラッとAちゃんを色んなことに誘えるし…二人の関係性が羨ましかった」

いきなりの暴露にそろそろ頭が破裂しそう

けど、両思い……ってことだよね？

那須「Aちゃん。こっち見て」

頭の中をひとつずつ整理をしていた私に
そう呼びかけられ向き合う形になる

那須「好きです。俺と付き合って下さい」

彼の真剣な眼差し

心のこもった言葉

自分の気持ち

「私でよければ…お願いします！！！」

那須「やったぁ！ｷﾞｭｯ」

……

は、ハグされてる？！

那須「っあ、ごめん…っ！」

自分の行動に冷静になったのか
謝って離れる彼が面白くて、ふふっと笑ってしまう

那須「笑うなよ…はずかしっ」

「ごめんね笑」

那須「あ……」

「ん？」

那須「俺の事、那須くんじゃなくて雄登って呼んで？」

「ゆう…と？」

少し恥ずかしくて間を開けてしまったけどちゃんと呼べた

那須「A、大好き」

そう言ってさっきよりも少し強く抱きしめられる