バイト先の那須くん (ページ22)

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あれから数日

未だにAちゃんに何もアピール出来ず

遊びに行く約束だってしてない

バイト先ではいつも通りなのに

仕事している姿の彼女はすごく綺麗で

心臓がバクバクしてしまう

「いらっしゃいませ」

Aちゃんが席へご案内して
注文を取りに行ったあと、いつもなら仕事中には
俺のとこに来ないのにちょこちょこ歩いてくる

「那須くん」

那須「どしたの？」

「どうしたって訳では無いんだけど
なんか最近よくボーってしてること多いから」

那須「そんなにしてた？笑」

「うん、疲れてる？あんまり無理しないようにね」

那須「ありがとう。
Aちゃんは、よく気づくねそーゆーの」

「そうかな？笑」

そうだよ。

おれはそーゆーとこを好きになったんだから

鈍感って言葉が良く似合う人だ笑

那須「最近は癒されるってこともないから
常に疲れてる気になるんだよね…笑」

「そりゃ良くないね。」

那須「なに？笑
なんか俺の事癒してくれるの？笑」

冗談半分でそう聞けば
顔を赤くして

「私でいいなら？｣

って答えるAちゃん

朝浮所には見せなかった表情

そんな表情されたらおれ勘違いしちゃうよ

でも……期待していいのかな