隣の那須くんが今日も可愛すぎる件について。

初めての、那須くん宅 ページ30

『おじゃましま〜す……』




那須「ふふっ、そんなかしこまらなくて大丈夫ですよ？」




『い、いやぁ、わ、私の可愛い後輩ちゃんの家に初めてお邪魔させてもらうからさ……』




那須「普段通りのAさんでいてください。」





『う、うん。できるだけそう出来るよう努めます……。っていうかさ、彼女さんとかいないの？』





私がそう聞くと目を丸くする那須くん。




那須「いるように見えます？」




『見えるね(即答)』




那須「いませんよ、僕には。」




『嘘つくなよ〜っ！いなきゃおかしいって。』





この容姿でこの性格だよ？




惚れない女はいないと思うけど。






那須「本当です。」




『えぇー？じゃあ、好きな人は？』




私がそう聞くとポポポッと顔を赤くした那須くん。





『分かりやすいね、那須くんって。』





那須「い、いますっ！！いるけど……」





『気が付かない鈍感さんなわけね？？誰々？教えてよ、那須くんの好きな人！！』





多分、今の私の顔は意地悪だと思う。




だけど、気になるよね？！



あの那須くんがどんな人を好きになるのか！！





那須「……教えません。だけど、Aさんがよく知っている人です。」





『千紗？』




那須「違います。」




『……誰？！私、千紗以外あんまり関わらないんだけど……。あ、受付の陽莉ちゃん？もしかして社内１美人な美愛さん？』




那須「……違います！！」




『えぇ、わかんないよー？』





那須くんのタイプってなんなの？！

僕の好きな人 那須side→←届かない気持ち

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す