隣の那須くんが今日も可愛すぎる件について。

まさか出会うなんて…… ページ19

『んー、おいしいね、これ。』






茉莉「ほんと？嬉しいなぁ、Aちゃんにそう言ってもらえて。」




『うん、美味しい。茉莉ちゃんっていつ見ても綺麗だよねぇ。目の保養だ』





茉莉「やー、何言ってるの？笑 わたしなんか、もうおばさんだよ？」





『いやいやいやいやいや、それだったら茉莉ちゃんより年上の人は何になるの？』




茉莉「そっか、笑 あ、仕事はどう？上手くいってる？」




『いってるよ〜だけどね、部長に怒られてばっかなの。笑』





茉莉「えぇ、そうなの？」




『うん。部長はね、嫉妬してるんだよ。私の後輩って無駄にイケメンが多くてね？私が教育係した子が特に部長に気にいられてるの。だからね、部長は私がその子と仲良しなのが羨ましいんだよ』




茉莉「あははは！面白いね、Aちゃんは。ほんと、昔から変わらないよねー」




『えー？そう？変わったと思うけどなぁ？』




茉莉「大人っぽくはなったかな？笑」



『え、ほんと？』



私はご飯を食べながら岸くんの奥さん、茉莉ちゃんとお喋りしてる。





すっごく優しくて綺麗で目の保養。(真顔)






茉莉「Aちゃんは彼氏いないの？」




突然茉莉ちゃんはそんなことを聞いてきた。




『はは、いないいないー！こんな女、誰が好きになるのよー？』





茉莉「私はすごく魅力的だと思うけど」





『ありがとう、嬉しい〜っ！』




茉莉ちゃんに抱きつこうとした、そんな時だった。




ーカランカラン



平野「あー、いい匂いする〜。お腹すいたぁ」





……どうして、なんでここにいるの？




まぁ、いるのは分かるけど！





まさか、出会っちゃうなんて思いもしなかった。




彼は私を見て固まっているし、私だって固まってる。




平野「……久し、ぶり、だね、A。」




途切れ途切れに話すのはたぶん、動揺してるから。




無視はいけないから、私も返す。




『久しぶりだね、紫耀くん。』

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