Lonely 12 【迅 悠一】 ページ12
「あれ…?」
気付くと、おれはさっきの寝室で横たわっていた。
「何だったんだろう…」
頭を打ち付けたような痛みが残っている。
･･･ここで何をしていたんだっけ。
太刀川さんに、「死ぬな」と言われたことは覚えているんだけど･･･
カーペットの黒く染まったところに触れる。
･･･厭わしい気分だ。
なぜ太刀川さんが死なないといけなかったんだろう。
それが分かったところで彼が帰ってくるわけではないが、どうしても心の奥底でひっかかってしまう。
そんなことを考えているうちに、ピンポーン、と玄関のチャイムが鳴った。
…ここで玄関のドアを開けてはいけない。
なんとなくそんな感じがした。
というより、住居侵入で警察の厄介にはなりたくないからね。
なので、息を潜めて過ぎ去ってくれるのを待っていた。
もう一回チャイムが鳴るが、荒々しい感じではなかった。
あれ、今なんで荒々しいと思ったんだろう。
…まぁいいや。
しばらく様子を伺っていたが、その後チャイムが鳴ることはなかった。
さてと、遺品でも探すか。
適当に作業台の引き出しを開ける。
中には筆記用具やテキスト、そして薄い本が何冊か入っていた。
これといって変わったものはない。
どうでもいいことだが、ほとんどNL本だ。
いらぬ収穫しかなかったので、ベットについている引き出しを開けてみた。
「…ん？」
折り畳まれた小さな紙切れを見つける。
広げてみると、そこには殴り書きでこう書いてあった。
『迅は何一つ悪くない。俺が心中に誘ったんだ』
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霊華(プロフ) - あ、これ、意味がわかると怖い話の有名なやつですね。（怖い話するぞーって太刀川が言ってたヤツ） (2016年8月13日 18時) (
レス) id: db4eb032b8 (このIDを非表示/違反報告)
閻羅(プロフ) - まって太刀川さん！！なんで警察が知らない凶器を知ってるの！？((((；゜Д゜))) (2016年7月13日 22時) (レス) id: 300dd4cfc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茄子2 | 作成日時：2016年4月6日 21時
