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始まりの章―金色の花― ページ5

____目が覚めると花の上だった。横にはメタトンも倒れていて。すぐに呼びかけた。



「メタトンッ!メタトンッ!」



バッテリーが切れていたり故障していたわけではないらしく、メタトンは案外直ぐに起き上がった。



「A!無事?」
「うん、無事だよ」
「良かった…それで、ここは何処?A、何か知ってる?」
「イビト山から落とされたから…地底…?」
「きっとそうだよね…よし、こうしてても仕方がない。進もうか!一応其処に落ちたゲーム機を拾っていこう。所持品は持っておいたほうがいい」
「分かった。カバンに入れておくね」




それから其処を少し二人で歩いていたら、ゲートのようなものを見つけた。そこをくぐってみると暗い開けた空間が視界に広がった。すると突然、足元から花が現れて話しかけてきたのだ。



「ハロー!僕はフラウィー!おはなのフラウィーさ!」
「…フラウィー?」
「花が喋ってる…?」
「君はニンゲンだね!最近一人この地底の世界に落ちてきたばかりなんだ。君達も此処に落ちてきたばかりなんだろう?僕がこの世界のルールについて教えてあげるよ!」



そうフラウィーが言ったとき、フラウィーの目が怪しく光った。それをメタトンは見ていたようだ。



「…フラウィー。君はAをどうするつもりだい?まさか、殺すなんて言わないだろうね」



メタトンがそういった瞬間、フラウィーは鬼のような形相に変わり…



「フフフ、よく分かったね。この世界は殺すか殺されるかさ!…でも、少し君を倒すのは難しそうだ。強い騎士様がついているようだからね」



その表情のままそう言った。フラウィーはメタトンが戦えることもお見通しらしい。



「そうさ!僕がいるからAには傷一つ付けさせない」
「そう…」



その一言を放ったフラウィーの顔は少し寂しそうだった。もしかしたら、ずっと一人ぼっちだったのか?



____事情はわからないけど…連れてくことはできないだろうか?

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作者名:宵月 | 作成日時:2021年7月6日 23時

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