*Fukasaki*07

サングラス ページ1

久しぶりに三軒茶屋の楽器屋になかじんと行った。



さおりちゃんとLOVEはお留守番。





なかじんの運転で家路につく



普段は座らない助手席に座り

外を眺める


もうすぐで家ってときに、
黒いサングラスを通してでも分かる...






さおりちゃんの姿







何故か、
さおりちゃんとLOVEが家の前ではしゃいでいる(笑)




白いワンピースを着て

青いフラットシューズを履いて




言えることは一つ。







『可愛い』






「さおりちゃん？」





なかじんがニヤリとしながら言った





『さおりちゃん』





さおりちゃんに決まってるだろ？って感じで答えた









「そんな、さおりちゃんと一緒にいるのはハロハシャツを着たLOVE(笑)」



『雰囲気、壊してる(笑)』
『白いワンピースには合わないよ(笑)』



「(笑)」






なんで、アロハシャツなんだよ(笑)

着たかったとしてもさ
今は堪えよ？(笑)








そして、俺となかじんは車をガレージに入れさおりちゃんとLOVEのもとに向かった。






さおりちゃんは可愛い笑顔で
迎えてくれた






「おかえりっ」
「慧くん」
「なかじん」






なかじんとLOVEが先に家に入ったとき俺はさおりちゃんに言った



『おかえりって言って？』




なんでよ。今、言ったじゃん。なんて言われるかなと思ったら



予想は外れた。







「慧くん、おかえり」






さおりちゃんはそう言って
微笑んでくれた。

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