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湧｢ぎゃーーー！！青い空ーー！！！青い海ーー！！暑い俺ーーー！！｣
結星｢ちょ！！湧くん待って！！！｣
沙耶｢ね、ほんとイライラするくらいうるさいんだけど｣
光輝｢夏だもの〜｣
沙耶｢ああそっかってならないから｣
夏休みに入って割とすぐに決まってたこの日。
あまり代謝が良くない私でも汗だくになるほど、恐ろしい気温の中 海が目に入った途端荷物を放り出して走っていく湧先輩と長瀬を見てたら、こっちまで暑くなってきた。
悠仁｢え、汗かいてる｣
『君ってとってもデリカシーがないね』
悠仁｢だってーー！初めて見たかも！！｣
楽しそうにしやがって、なんだコイツ。
Aも人間なんだな〜なんて相変わらず失礼な悠仁に肩を組まれながら歩いてたら 楽しそうだね〜ってTシャツの袖を肩まで捲りあげてこの暑さとは正反対な涼しそうな表情でやって来た深田先輩。
悠仁｢小春あっちっすよ｣
竜生｢え？(笑)｣
『もー悠仁、すぐ敵対視しないの……』
ムキになってる悠仁ってやっぱり素直で可愛いなあって思ってたら、今はAちゃんに用あんの！！って深田先輩、
『え、？』
竜生｢ね、Aちゃん。ぶっちゃけさ、｣
うっちーくんのことどうなの？
なんの前触れもないそんな質問に
当然のように固まるわたし。
深田先輩は、 何処まで知ってるんだろう。
颯太先輩が私のことを気になってくれてる。ってところまでなのか
私に告白してくれたところまでなのか
それか 、
私があの時、ちゃんと答えずに返事を濁したところまで知ってるんだろうか、
『どう、って…』
竜生｢あ、じゃーあー 。アリかナシかで言えば？｣
こんなにも答えづらい2択ってあったんだ。
どっち言っても空気地獄なんだけど、？
颯太｢ふかだ 〜、？｣
竜生｢わ、！！｣
手に持っていたペットボトルを深田先輩の首に当てて
驚いた隙を狙って私から遠ざけるように連行していく。
竜生｢やめてうっちーくん、！！(笑)｣
颯太｢おんなのこすぐ口説かないの〜｣
竜生｢ちがう口説いてない！！｣
話の内容は聞かれていないはずだけど ……
去り際、どこか切なそうに
｢ごめんね。(笑)｣
って笑う先輩に
何故か心が傷んだ。
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こ - 文章がとっても綺麗で思わず読み入っちゃいました。お忙しいとは思いますが、続き楽しみにしています。 (2022年10月2日 19時) (
レス) @page15 id: cb46fce194 (このIDを非表示/違反報告)
バラ(プロフ) - 弟組メインのお話って珍しいし、文章も読みやすくて一気読みしちゃいました！更新頑張ってください！応援してます(*´ー｀*) (2022年8月30日 2時) (レス) @page13 id: e2d5e55f6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なそそ
| 作成日時：2022年7月28日 3時
