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結星｢何食おっかなー」
『好きなものたべな』
結星｢なにその奢りみたいな言い方｣
『いーよ、奢ったげる』
結星｢え！珍しいじゃん｣
『今年もいーーーっぱいノート見せてもらう予定だから』
結星｢なんだそれかよ｣
私の奢りだと知った途端メニューにがっつく長瀬、すっごく既視感がある。私もしかして全く同じ1年過ごそうとしてる？
はしゃぐ彼を横目に私もメニューに目を通してたら、
いつの間にか落ち着いてた長瀬が あのさ。ってゆっくり話し始める。
結星｢…、浴衣着てきて欲しいんだけど｣
『え、？』
結星｢ほら、…去年は着てなかったじゃん｣
長瀬の言葉に あ〜そういえば去年は私と星輝以外みんな浴衣か甚平かで、祭りは普通着てくるだろ！！！って通陽除いた3人にこっ酷く怒られたっけ。
『良いけど、多分私似合わないよ？』
結星｢いや似合うだろ｣
『誰目線の何処から来る自信なのそれ』
結星｢まあ、着てきてとりあえず｣
『うん、長瀬も着てね』
結星｢あったりまえじゃーーーん！｣
俺ってほんと罪なくらい夏似合っちゃう男だからさーー！！なんて自分の甚平姿を思い出したのか、頬を緩ませて浮かれだした長瀬に呆れてたら
「うわーー！長瀬じゃーーん！！」
｢え、ほんとだ！Aちゃんもいる！！｣
『わ！こんにちは〜！』
結星｢なんか久々っすね｣
｢一昨日部活で会ったけど｣
なになにデートー！？なんて楽しそうに私たちのところに駆け寄ってきたのは いつかに私が勝手に長瀬の好きな人だと勘違いしていた彩葉先輩と、部活にお邪魔したらいつも甘やかしてくれる沙耶先輩。
休みの日なのに会えるなんて運命なんだけどー！って寄っかかってくる2人は先輩ながらとっっっても可愛い。
彩葉｢あ、私達も海行くことになったよ｣
結星｢うみ？｣
沙耶｢女の子、小春ちゃんとAちゃんだけじゃ可哀想だからって、｣
湧から連絡来たの、って沙耶先輩。
申し訳ないな、… たまたまあの場に居ただけで参加することになって凄く気を使わせてしまってる。
彩葉｢怖い男達に無理やり誘われたんでしょー？｣
沙耶｢嫌だったらいつでも私たちに言っていいからね。｣
顔を曇らせる私の心情を察してか、そんな優しい言葉をかけてくれた2人。目の前の長瀬を見たら2人の言葉を繰り返すように頷いて微笑んでくれて
あ〜素敵な人たちに囲まれてるなあ、って改めて誇らしく思えた。
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こ - 文章がとっても綺麗で思わず読み入っちゃいました。お忙しいとは思いますが、続き楽しみにしています。 (2022年10月2日 19時) (
レス) @page15 id: cb46fce194 (このIDを非表示/違反報告)
バラ(プロフ) - 弟組メインのお話って珍しいし、文章も読みやすくて一気読みしちゃいました！更新頑張ってください！応援してます(*´ー｀*) (2022年8月30日 2時) (レス) @page13 id: e2d5e55f6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なそそ
| 作成日時：2022年7月28日 3時
