#17 ページ17
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30分ほど打ち上げられてた花火
夢中になってたらあっという間に終わってしまって、
湧｢おまえ何本持ちだよそれ！！！｣
悠仁｢4本っす、！！！｣
光輝｢欲張りすぎ｣
沙耶｢悠仁のせいで減り超早いんだけど｣
ちゃちゃーってホテルに戻るのかと思ってたら、
実技も大事だから！！なんて先輩たちに促されて
いつの間にか用意されてた手持ち花火大会が始まった。
小春｢ゆーじん燃える｣
通陽｢呪いみたいに言わないの｣
『4本持ち小僧むせてるよ』
悠仁｢おい、！！全部聞こえてっから！！｣
くっそ、…って花火に対抗心剥き出しで
次は5本に挑戦するらしい悠仁に呆れ笑いをしてから
少し離れた場所にいる、今1番話したい彼のところに
『ね、』
｢ん、？っ、 ……あ｣
『火ちょーだい、』
結星｢ん、｣
『さんきゅ』
少し気まずい空気が流れつつも、
静かに長瀬の隣にしゃがみこむ
『……、わたしまた長瀬と花火見なきゃなのか、』
結星｢…え？｣
『お祭りの後、花火上がるじゃん』
結星｢お祭り、？ ……って｣
『なに、行かないの？、…… あんたが誘ってきたくせに。』
結星｢や、え…うっちーくんは？｣
『断ったよ。』
結星｢は？、なんで？｣
私の淡々とした態度に眉を顰めて驚いている様子の長瀬
昼間の乗り気な態度。自分が誘ったくせに、なんで？って言いたいのはどう考えてもこっちでしょ
『長瀬と行くって決めてたもん』
結星｢だからって、…｣
『なに、行きたくないの？』
結星｢いきたい、｣
『即答可愛いでちゅね〜』
よしよし〜って長瀬のサラサラの髪をぽんってしたら
すかさずその手を掴まれてしまう。
『……なに、』
結星｢ありがとな、｣
『なにが？』
結星｢お前ホントおれのこと好きだな、(笑)｣
え？って見上げたら 長瀬お得意のクシャッとした笑顔で
さっきとは立場が逆転したように大きい手が頭に乗せられる、
『汗かいてるからやめて、』
咄嗟に退かした手のひら、
これは、わたしの精一杯の照れ隠し。
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こ - 文章がとっても綺麗で思わず読み入っちゃいました。お忙しいとは思いますが、続き楽しみにしています。 (2022年10月2日 19時) (
レス) @page15 id: cb46fce194 (このIDを非表示/違反報告)
バラ(プロフ) - 弟組メインのお話って珍しいし、文章も読みやすくて一気読みしちゃいました！更新頑張ってください！応援してます(*´ー｀*) (2022年8月30日 2時) (レス) @page13 id: e2d5e55f6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なそそ
| 作成日時：2022年7月28日 3時
