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ふと目をやったのは、勉強を教えてもらう時稀にお邪魔する皇輝くんのお部屋。
確かに今ここから、物音 … っていうか人の呻き声のようなものが聞こえた、、気がする。
覗くのは流石にまずいよね、？なんて気持ちとは裏腹に
ほんの少しの好奇心と、生き物にしろなんにせよこの世のものだという確認をしたいという気持ちから、ドアノブに手をかけてしまっていた。
『、…え？』
何処かを痛めている様子でベッドの脇に蹲る男の人。
見覚えのある広い背中。
声を掛けようと恐る恐る近づいてみたら、
突然勢いよく起き上がったせいで覗き込んでいた私の額と彼の後頭部がぶつかりそうになる。
『、っ…わ』
「うわ、ぁ！！！！」
『え、？』
「なんで！！！！」
なんか、すごいうるさい。
起き上がって私の顔を人目見た途端大騒ぎし出す彼に、落ち着いてくださいよ、…って先輩ながら呆れる。
颯太「なんで、Aちゃんいんの、？」
『星輝の家でもあるので、』
颯太「あ、そっか。そうだね、」
そんなことより、って未だに夢の中にいるようにぼけっとする颯太先輩を置いて話し始める。
さっき明らかにどこかを痛めてた様子だった。
廊下から聞こえた呻き声もきっとその痛みを堪えるために出てきた声なんだろう。
『どこか、具合悪いんですか、？』
颯太「んえ？、なんでぇ？」
いつもの調子でケロッとした返事が返ってきたから、
どこか痛めてたみたいなんで、って私の考察を諸々伝えたら
ああ、ただ足痺れただけだよ 〜 なんてへにゃりとした笑顔を見せられた。心配して損した。
颯太「わくとこーきくんは？」
『あ、下にいます』
颯太「ふーん」
『…下いきますか、』
この空間がちょっと気まずくなって、緊張を誤魔化すみたいに立ち上がろうとしたら膝に置いていた手がぱっと取られたはずみで身動きが取れなくなる。
颯太「もうちょっと、だけ…2人がいい、」
ダメかな、なんて必然的に上目遣いになる体制で首を傾ける颯太先輩はほんとにズルい。
真っ直ぐに私に届いた声と、私を捉えて離さない彼の瞳から目が離せなくて、
一向に戻ってこない私の様子を見に来たであろう誰かの足音もあまり耳に入ってこなかった。
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れもん - ほんとにキュンキュンします！内村くん推しだけど中心がこの4人なのがめっちゃいい (2022年2月1日 22時) (
レス) id: eaa0d4e4f3 (このIDを非表示/違反報告)
なそそ(プロフ) - はなさん» うわほんとだ忘れてました！泣 有難うございます助かります、、！ (2022年1月18日 18時) (レス) id: b7e30f4e3f (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - オリジナルフラグたってますよ……！ 消さないと違反になっちゃいます💦 (2022年1月18日 14時) (レス) id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
すだち - 内村くん、稲葉くん推しには嬉しいです！これからの進展が気になります！！ (2021年10月10日 7時) (レス) @page9 id: b7051ae7d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なそそ
| 作成日時：2021年9月6日 20時
