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後夜祭のためにみんな体育館に行ってしまったから
廊下には誰もいなくて随分と静まり返ってる。
全速力で階段を駆け上がったせいで乱れきった呼吸を整えながら一室だけぽつんと明かりがついた、星輝がいるであろう教室に早足で向かう。
2日連続で忘れたんだから相当お怒りだろうなほしきちゃん。
恐る恐る教室を覗いてみたけど、
『、…え』
呆れてもうどっか行っちゃった？
それはそれで怒られないで済むからいいけど、
『ほしき 〜、… ぃ 、って……！！』
余裕ぶっこいてたら、突然後頭部に痛みが走る。
と同時に大きなため息も聞こえた。
星輝｢遅すぎ。後夜祭もう始まっちゃうじゃん｣
『とってもごめんなさい』
超超不機嫌な川��星輝(15)
お説教タイム、
かなり長くなりそうだなあなんて怯えてたけど
星輝｢今日、楽しかった？｣
『え、っ？』
私が遅れたこと、もう忘れたんじゃないかと
不安になるくらい表情を一変させて話し始めた星輝。
『、楽しかったよ。』
星輝｢、そっか｣
『、長瀬と2人だったんでしょ？』
星輝｢うん。おれもまあまあ楽しめた｣
長瀬がめっちゃ文句言ってたから
喧嘩でもしたのかと思ってたけど、特に何もなさそうで良かった
星輝｢、なんで｣
『…ん？』
・・
星輝｢なんで、稲葉と手繋いで歩いてたの、？｣
『え、』
少しも予想していなかった発言に心臓がドキッと跳ね上がる。
真剣な星輝の表情とは打って変わって今すごい間抜け面なんだろうな、わたし。
『別に、理由とかないよ。』
手を繋いだ理由なんて、ほんとに無い。
ただ繋がれたから繋ぎ返した。拒む理由の方がない。
星輝｢なにそれ。｣
『なんでそんなキレてんのよ、』
稀にも見ないくらい怖い表情で近づいてきたと思ったら、
突然取られる右手。
『、ちょ… っ なに、？』
驚いてその手を反射的にパッと離してしまった。
星輝｢俺じゃだめなの、？｣
『、え……？』
星輝｢ううん、…ごめん｣
なんでもない。 なんて言いながら俯いたまま教室を出ていってしまった。
俺じゃだめなの、？
その言葉を理解するのはまだ早すぎる気がして
何も聞いてないことにしよう、と自己完結させて星輝を追いかけるように私も体育館に向かった。
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れもん - ほんとにキュンキュンします！内村くん推しだけど中心がこの4人なのがめっちゃいい (2022年2月1日 22時) (
レス) id: eaa0d4e4f3 (このIDを非表示/違反報告)
なそそ(プロフ) - はなさん» うわほんとだ忘れてました！泣 有難うございます助かります、、！ (2022年1月18日 18時) (レス) id: b7e30f4e3f (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - オリジナルフラグたってますよ……！ 消さないと違反になっちゃいます💦 (2022年1月18日 14時) (レス) id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
すだち - 内村くん、稲葉くん推しには嬉しいです！これからの進展が気になります！！ (2021年10月10日 7時) (レス) @page9 id: b7051ae7d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なそそ
| 作成日時：2021年9月6日 20時
