#39 ページ39
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後夜祭が始まる前に片付けをするから、
もう教室に戻らなきゃいけない。
もうだいぶ人気の無くなった寂しい廊下、
通陽と手繋いで学校歩くのも人生でこれが最後かもしれないって考えたら辛いなあ結構。
『ね、みちはる』
通陽｢んんー？｣
『なんで、今日1日手繋いでくれてたの？』
通陽｢、なんでだと思う、？｣
少しの沈黙の後、そう言って悪戯っぽく笑う。
見当もつかない私を見兼ねたのか、じゃあヒントね。なんて楽しそうに話し始める通陽。
通陽｢、この前の焼肉。｣
『うん、？』
通陽｢俺が言ったこと思い出して、｣
『通陽が言ったこと、？』
好きだからって発言全部暗記なんてしてるわけない。
わたしが頭を抱えてる間にも、通陽は楽しそうに目を細めてる。
『、…降参です、、』
通陽｢ええー、じゃあ知らないままだね｣
『なんでよ教えて、！！』
そもそも理由なんてあんのかな。
ただノリと雰囲気で繋いだなんてこと全然ある。そっちの方が可能性高い。
通陽｢どうしても知りたい、？｣
『知りたいです、。』
通陽｢びっくりしないでね。｣
そう立ち止まったのはちょうど私たちの教室の前。
部屋の中からはみんなの騒がしい声が聞こえる。
通陽｢ぼく、好きな子いるんだよね。｣
『、う…ん。』
通陽｢それが理由。｣
『は、？』
私に頭を整理させる隙を与えず、じゃあ後でね。って可愛い眩しいいつもの笑顔で教室の中に入っていった通陽。
確かに通陽は焼肉の時、先輩達の問いかけに
好きな子いますよ。なんて当たり前のような顔をして答えてた。
それを聞いた後、トイレで1人泣きそうになるくらい食らったからその時のことは鮮明に覚えてる。
私と手を繋いだ理由が、その通陽の台詞、？
『、えっ、？？』
我ながらどデカい声が出た。
待って。さすがにそれは無いよね、？
頭はもうパニック状態で
ボケっと扉の前で立ちすくんでたら、
｢っ、わ。…びっくりした、｣
『あ、… ながせ。』
抱えたダンボールで前が殆ど見えていない様子の長瀬。
昨日の私と同様悠仁に押し付けられたのか、少し不機嫌。
結星｢なにしてんの。サボんなよ｣
『あ、うん。うん、そうですね。』
あからさまにオロオロしてるわたしに、
見るからに重そうなダンボールを1箱押し付けてくる。
結星｢昨日と同じとこ、｣
『あ、はい。お供します。』
もう、タイミング悪いって長瀬。
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れもん - ほんとにキュンキュンします！内村くん推しだけど中心がこの4人なのがめっちゃいい (2022年2月1日 22時) (
レス) id: eaa0d4e4f3 (このIDを非表示/違反報告)
なそそ(プロフ) - はなさん» うわほんとだ忘れてました！泣 有難うございます助かります、、！ (2022年1月18日 18時) (レス) id: b7e30f4e3f (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - オリジナルフラグたってますよ……！ 消さないと違反になっちゃいます💦 (2022年1月18日 14時) (レス) id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
すだち - 内村くん、稲葉くん推しには嬉しいです！これからの進展が気になります！！ (2021年10月10日 7時) (レス) @page9 id: b7051ae7d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なそそ
| 作成日時：2021年9月6日 20時
